+Styleから天気・GPS連動や音声操作に対応した「スマート全自動コーヒーメーカー」が登場、6月25日までは9980円

ソフトバンググループでIoT家電の開発・販売を手掛けるプラススタイルは6月11日、スマートフォンの専用アプリで音声操作が可能な全自動コーヒーメーカーを発表した。

+Style公式オンラインストアのほか、AmazonPayPayモールで6月25日から出荷を開始する。価格は1万3800円だが、6月25日までに各オンラインストアで予約したユーザーはで9980円で購入できる。劣化しやすい粉ではなく豆挽きから全自動のコーヒーメーカーが、大手メーカーの半額程度の1万円程度で手に入る。

本製品のコーヒーメーカーとして特徴は、豆のままのコーヒーと水をセットしておけば豆挽き→湯沸かし→蒸らし→ドリップまで全工程を全自動で処理できる点。豆は中挽きで6段階を用意するほか、コーヒー粉も利用可能だ。蒸らし工程では、コーヒー専門店などと同様に少量のお湯を少しずつなじませる方法を採用する。蒸らし・ドリップ時間は調整可能なので、コーヒー濃度は濃・淡から選べる。

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フィルターはステンレス製で、ペーパーフィルターは不要。水はカップ6杯ぶん(トールサイズ2杯ぶん強)に相当する750mlを一度に投入できる。もちろん、水タンクとミル付き容器は取り外して水洗い可能だ。

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+Style製品としての特徴は、スマートフォンの専用アプリで時間や曜日を指定できるのはもちろん、GPSやスマートスピーカーを利用した遠隔操作できる点。天気情報と連動させることも可能で、温度・湿度・天気・日の出・日の入り・風速などの数値や時間をトリガーとして「8時に気温が15度未満の時にオン」などのタイマー設定を作れる。

+Style製品では2020年3月から順次提供を開始しているGPSの連携については、自宅や最寄り駅の半径100m〜1kmの指定範囲に到着すると、コーヒーメーカーをオンにするなどの自動遠隔操作を実現。ほかの+Style製品との連携も可能で、スマートセンサーがドアや窓の開閉を検知したらコーヒーメーカーをオンにするといった操作も設定できる。なお連携できるのは、スマートセンサー(ドア・窓)、スマートセンサー(人感)、スマートセンサー(漏水)、スマートホームカメラ(フレキシブルアーム)、スマートマルチリモコン、スマートWi-Fiプラグの6製品。対応するWi-Fi規格は、IEEE802.11 b/g/n(2.4GHz帯のみ)となっている。

さらには、GoogleアシスタントやAmazon Alexaに対応しており、対応するスマートスピーカーでコーヒーメーカーを操作できる。もちろんシーン設定も可能なので「おはよう」と話しかけるだけで、+Style製品のスマート照明などと一緒にコーヒーメーカーをオンにすることもできる。

同社では6月25日までのキャンペーンのほか、「スマートホーム はじめてセット」も用意。

スマートセンサー(ドア・窓)と組み合わせた「寝室ドア連携セット」は4500円引き、スマートLEDシーリング里アドと組み合わせた「寝室ライト連携セット」は6000円引き、スマートマルチリモコンと組み合わせた「リビング連携セット」は5000円引きとなる。

6月11日11時から始まる製品発表会についても随時更新する。

プラススタイルで取締役社長を務める近藤正充氏

2020年を「スマホ」元年に、+StyleがIoTルーム&デスクライトを新発売

ソフトバンクグループでIoT製品の開発や販売を手掛ける+Style(プラススタイル)は2月5日、新製品発表会を開催し、スマートフォンやスマートスピーカーで制御できる、ルームライトとデスクライトを発表した。

スマートLEDベッドサイドランプ」は、調光とRGB調色が可能なルームライトで価格は3280円。RGBの3色のLEDのほか白色専用のLEDを備えているので、1677万色のカラフルな調色だけでなく電球色から昼白色までの白色を安定的に発光できるのが特徴だ。もちろん、タイマー機能も備わっている。

スマートLEDデスクライト」は、明るさが最大473lm(ルーメン)で演色性がRa85のデスクライトで、価格は4200円。目を使う緻密な作業に必要とされる演色性はRa80程度とされており、Ra85の本製品はLED方式のデスクライトでは演色性が高い部類に入る。白色発色用のLEDのみを搭載しており、電球色から昼白色までの白色を安定的に発光できる。こちらは、タイマー機能のほかインターバル機能を備えるのが特徴だ。インターバル機能を使えば、30分経過などを光で点滅で知らせてくれる。勉強など時間を忘れて集中作業する際に同機能を活用すれば、作業の邪魔をせずに時間経過を知ることができて便利だ。

上記2製品を含めて+Styleのオリジナル製品は、専用アプリ「+Style」でオン/オフなどの操作を一元管理できるのも特徴だ。具体的には、シーリングライトやLED電球、超音波加湿器、ロボット掃除機などを制御可能だ。さらに同社ではスマートリモコンも販売しているので、赤外線リモコンを使うエアコンやテレビ、レコーダーなどもコントロールできる。なお、ライトや掃除機、スマートリモコンなどは、GoogleアシスタントやAmazon Alexaを内蔵するスマートスピーカーからの音声操作にも対応している。

また、トグル式の電源スイッチを採用するテレビなどの場合は、壁の電源コンセントとテレビの間に「スマートWi-Fiプラグ」(価格1980円)を入れることで確実なオン/オフが可能になる。同製品は、接続した家電の消費電力を計測する機能も備えるので、省エネ対策にも効果がありそうだ。

そのほか同社では、人感センサーやドアや窓の開閉センサー、漏水センサーなどラインアップしており、人が通過した、ドアが空いた、水が漏れたなどの状況変化を感知して、各種家電のオン/オフや設定変更が可能だ。セキュリティー関連では、屋外用の「スマートセキュリティカメラ」や「スマートビデオドアフォン」、屋内用の「スマートホームカメラ」などもある。

発表会では「+Style」アプリの新機能についても明らかにされた。現在はβ版だが、GPSによる家電制御機能が加わっている。具体的には、スマートフォンが内蔵するGPSなどの現在位置捕捉機能と連動して、自宅から100m程度離れると自宅内の家電をすべてオフ、逆に100m以内に近づくとすべてオンにするといった制御が可能になる。ほかのスマートリモコンではすでにおなじみの機能だ。2月末には正式版として搭載予定とのこと。

+Style取締役社長の近藤正充氏

同社取締役社長の近藤正充氏は発表会で「2020年は『スマホ』元年に」と述べ、国内でも今年登場する確率が高い5G対応のスマートフォンではなく、IoT製品を活用したスマートホームの略として「スマホ」を引き合いに出し、同社が自社製品を中心としてスマートホームをさらに推進していくことを力強く語った。

なお同社では、新製品の発売を記念して、最大4000円の値引きとなるキャンペーンを2月20日まで実施する。

2019年に最も売れた製品は?

発表会では、2019年に+Styleで最も人気だった製品のランキングも発表された。1位はQrioが開発したスマートロックの「Qrio Lock」、2位と3位は+Styleのスマート掃除機、以下5位までを同社製品が占めた。そのほか超小型サイズのスマートフォンである「Palm Phone」(価格4万5630円)、PlayStationやXboxなどのゲームコンソールの映像をPCやMacに取り込めるキャプチャーボードの「Elgato Game Capture HD60 S」、忘れ物防止タグ(スマートトラッカー)の「Tile Mate」などがランクインしている。

近藤氏は「今後は+Styleオリジナル製品だけでなく、+Styleで取り扱っているすべてのIoT機器を1つのアプリで制御できるようにしたい」とコメントし、将来的には他社製品との連携も視野に入れていることを明らかにした。

広島発のスタートアップが作るモジュール型スマート電球「stak」

+Style(プラススタイル)は5月17日、広島を拠点するハードウェアスタートアップであるstakが開発したスマート電球「stak」シリーズの発売を開始した。同シリーズは、モジュールを積み重ねる(スタックする)ことで、アプリと連携してスマートホームを実現できるのが特徴だ。

+Styleは、ソフトバンク系のIoT関連製品・サービスを販売する会社で、昨年にIoTプラットフォームを開発するTuya Globalとパートナーシップを組み、独自のIoT製品を次々とリリースしている。stakは、2014年2月にNeedolとして設立されたスタートアップ企業。2019年2月に現社名のstakに変更し、同名のスマート電球のシリーズの開発・販売を手がけている。

+stak本体には、Wi-Fiやスピーカーが備わっており、+Styleで販売する「リモコンモジュール」と「照明モジュール」を組み合わせることでスマホアプリとも連携が可能になる。これらのモジュールは強力な磁石で吸着する機構を採用しており、必要に応じて後付けできる。

リモコンモジュールは赤外線センサーを内蔵しており、赤外線で制御可能なテレビやエアコンなど家電をスマートフォンや音声でコントロールできる。主要なテレビやエアコンの赤外線パターンはあらかじめ用意されており、機種名を選ぶだけで操作できるようになる。音声コントロールは今夏に計画されているソフトウェアアップデートで実現。GoogleアシスタントとAmazon Alexaがサポートされる予定だ。

stakのリモコンモジュールを外出先から操作することも可能で、エアコンのオン/オフのほか、タイマー設定による家電制御が可能だ。スマートフォンの位置情報と連動し、設定した自宅からの距離を超えるとテレビやエアコンの電源を自動的にオフにする機能もある。

照明モジュールにはLEDを採用しており、明るさは60W相当(明るさは調整可能)。リモコンモジュールと同様に、音声コントロールのほか、遠隔操作やタイマー設定、消し忘れ防止能などの機能を備える。

stakでは今後、発売時期は未定ながら以下のモジュールについても発売を計画している。

  • スピーカーモジュール
    Bluetooth内蔵でスマートフォンなどと接続。天井から、広がりのある音で音楽やラジオを再生
  • フレグランスモジュール
    アロマの香りを部屋中に広く拡散
  • カメラモジュール
    外出先から家の中を見守り、異変を感知した場合はスマートフォンに通知
  • センサーモジュール
    照度・温度・湿度・ガスセンサーを内蔵。「温度が〇〇度になったらエアコンをつける」などの設定をアプリで指定可能
  • 虫よけモジュール
    特殊な周波数を発生させ、害虫を遠ざける