Google、ニュース出版社との収益分配を計画中との報道

Googleはニュース配信社と収益分配する準備を進めているとFinancial Timesが報じた。Googleの個人データの宝庫と機械学習アルゴリズムを組み合わせることでニュース配信数の拡大と定期購読者ベースの維持をはかる。

Googleはニュース購読者を一人連れてくるたびに、30%の紹介料を受け取る。条件はGoogleがAdSenseビジネスで伝統的広告主と結んでいる契約と似たものになるだろうと記事は伝えている。

アップデート 1:27pm PT: Googleは、30%の紹介料とは真実ではなく収益面の結論はまだ出ていないと言った。さらに広報担当者は、収益分配は出版社側に有利で非常に寛容な条件になると付け加えた。

このニュースに先立ち、今月Googleは、New York TimesやWall Street Journal、Financial Times等の有料ニュースサイトが購読者を集めやすくするしくみを発表した。その中で出版社はGoogle検索経由で無料アクセスできる記事の上限を決められるオプションを与えられている。これまでGoogleは1日3本以上の無料記事を出版社に要求していた。

デジタルニュース会社の暮らしを楽にしようとしているのはGoogleだけではない。先週Facebookはインスタントアーティクルの定期購読を促進するテストを開始した。この新しい取り組みでFacebookは、10本以上の記事を無料で読者に提供することを要求している。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

ポルシェ、オンデマンド会費モデルを発表――911にもカイエンにも乗れて月3000ドル

ポルシェを買わずにポルシェに自由に乗りたい? それならポルシェが発表した新しいPassportサブスクリプション・プログラムがぴったりかもしれない。これはジョージア州アトランタで開始されたオンデマンドのレンタル・システムで、アトランタ市民は月額2000ドルで8タイプのポルシェに乗るプログラムに参加できる。これには718 Boxster、Cayenne、Cayman Sが含まれる。

さらに上級モデルに乗りたいならAccelerateプログラムに加入するとよい。月額3000ドルで911 Carrera S,、Macan GTS、Cayenne SE(ハイブリッドSUV)を含む22シリーズのポルシェが用意される。

会費は高額だが、これには税、登録料、保険、洗車やワックスがけを含むメンテナンス費用など一切が含まれる。こうしたコストもトータルすればかなりの額だ。入会手数料に500ドルが必要で信用調査も受けることになるが、ポルシェのような高級車に乗ることを考えれば妥当だろう。

プログラムは11月から開始され、アトランタ大都市圏であれば専用のPorsche Passportアプリで会員が指定した場所に自動車が届けられる。車の変更もアプリから可能だ。ポルシェはアトランタでの実験の結果によってこのプログラムを他都市にも拡大するかどうか決めるという。

サブスクリプション・モデルを用意する自動車メーカーが最近増加している。キャデラックも今年に入って似たようなプログラムをスタートさせている。買い取りやリースといった現行の自動車利用モデルに代わるオプションとして他の自動車メーカーもサブスクリプション・モデルの採用に動きそうだ。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+