「計るだけ」ダイエットの先をいく(?)、「自撮りする」ダイエット

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体重を減らしたいと考えている人は多い。理想の体重に近づくために、頑張ってライフスタイルを変える人もたくさんいる。ただ、そうしたチャレンジにとって、成果がすぐに体感できないということが高いハードルとなることがある。体重の変化は一般に徐々に、ゆっくりとあらわれるものだ。努力の結果が目に見えにくいことに苛立ち、そして未来に向けた努力を諦めてしまう人も多い。そんな人に対して、単純でありながら効果的な支援を提供しようとするのがProgressだ。

このアプリケーションの制作者も、やはりフィットネスの成果が目に見えないことに苛立った経験があるのだとのこと。ジムに通っても変化が目に見えず、継続へのモチベーションを失ってしまいがちだったのだと言う。そういう経験を踏まえて、フィットネストレーニングの成果を目に見えるようにするための仕組みが必要だと考えたのだそうだ。

アプリケーションの登場をまたず、「成果が見えない」という問題に自力で対処しようとしている人もいる。すなわち自分の姿を写真におさめて成果を確認しようとしているのだ。しかし写す角度のちょっとした違いなどによって、見える印象が全くことなってしまったりもする。結局、自身の身体にどのような変化が生じたのかがわからなくなってしまうのだ。

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iPhoneアプリケーションとして登場したProgressは、基本的にはその仕組みを可能な限り効率的にしようとするものだ。自撮り写真を撮るという方法自体は同じながら、アプリケーションでは前日の写真がうっすらと表示されるようになっている。それによって、前の日と変わらぬ角度で写真を撮ることができるようになっているのだ。

さらにProgressはAppleのHealthKitとも連携しながら体重管理をすることもできるようになっている。すなわち、HealthKit対応のスマート体重計を使っているのなら、体重データは自動的にProgress側にも記録されることとなる。

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データを15日間にわたって記録すると、Progressがそれまでの写真を組み合わせて、身体の変化具合を示す短いビデオを作ってくれる。このビデオは友だちとシェアして変化の具合を自慢するようなこともできるし、もちろんひとりで眺めながら、乗り越えてきたハードワークに耐えた自分を褒めたりするような使い方もできる。

こうした類のアプリケーションがないわけではない。App StoreにはSnapTrack、Fitness Progress Photos、Selfit、Fitstream、Transformation Suite Progressなどといったアプリケーションが登録されている。違いといえば、このProgressがシンプルに体型変化の記録をしようとしているところにある。他のアプリケーションは、たとえばウェイトリフティングや、あるいはより広範な健康管理の一環としてフィットネスの進捗具合を管理しようとするものが多いのだ。そのシンプルな目的ゆえに、アプリケーションの使い方も非常にシンプルでわかりやすくできている。

アプリケーションは無料でダウンロードできる。ただし「プロ」モードで使用するには、アプリ内課金が発生する。

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(翻訳:Maeda, H

Y/Combinatorが支援するWeilos、減量フィットネスのための自画撮りソーシャルサイトにピボット

WeilosはY Combinatorの2013年夏学期を卒業して8月にローンチした減量とフィットネスを中心にしたソーシャル・サービスだ。それが今日(米国時間1/28)、大きくリニューアルした。

当初、Weilosは減量に成功した人をアマチュアの減量コーチにして新しいユーザーを激励、助言するという仕組みだった。今回の新バージョンはiOS向けモバイル・ソーシャル・ネットワークで、メンバーがスマートフォンによる自画撮り写真をアップロードして成果を公開するというのが特色だ。

2012年にコーネル大学で医学博士を取得したファウンダーのRay Wuによれば「新バージョンではユーザーが写真を定期的にアップロードしてコミュティーのメンバーと成果を話し合う。これによってそれぞれのゴールが明確化され、モチベーションが向上が図られる」という。

私は今週Wuに対してこのピボットの理由を取材した。Wuは「多くの人々がフィットネスと減量に関心を持っている。われわれのプロダクトはフィットネスと減量をユーザーの毎日の生活の中にしっかり根付くかせる手助けをする。モバイル・アプリはそのために理想的なツールだ。また同じ目的に向かって努力中の他のメンバーと会話することはお互いに大きな励みになる」と答えた。.

Wuによれば、自画撮り写真を交換することはモチベーションの持続のために非常に効果的かつ簡単な方法だという。

なお、ユーザーは最初から写真を公開する必要はない。当初写真を非公開にしておいて、ある程度の成果が出てから公開するなど、そのタイミングは自由に選べる。

Wuの研究によれば、成果写真を公開しているメンバーは平均して毎週、540g減量に成功した。一方、 Weight Watchers の参加者の平均は317g、 FDA認可の減量薬、Belviqのユーザーは500gだった。

「私が医学を勉強している間に、肥満と戦う上で成功率が高いのは社会的な絆の強い人々だと気づいた。”しかし問題はその社会的絆が多くの人々に十分に利用されていないことだった」とWuは言う。

アプリ自体は比較的ストレートなソーシャルメディア・ツールだ。毎日、同じ姿勢と大きさで自画撮りができるカメラ・オーバーレイも用意されている。アプリはユーザーに対して少なくとも毎週1回写真を撮るよう促す。他のユーザーは「いいね!」をしたりコメントしたりできる。

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(翻訳:滑川海彦 Facebook Google+