Microsoft(マイクロソフト)は近くXboxの低価格モデル、Xbox One Sを発売する。コスト削減のためにBlu-rayを搭載しないディスクレスモデルとなる。Thurrottのリーク画像を掲載したWinFutureの記事によれば、新製品は5月7日発売の予定だという。ドイツでの価格は販売229ユーロ(日本では2万9000円前後)という。
発売開始予定が数週間後に迫っていること、リーク画像がマーケティング用の製品の箱であり、これまで報じられてきた予想の通りであることなどから考えて、おそらく正確な情報だろう。
新しい製品はXBox One S All Digitalと呼ばれ、WinFutureの画像によれば、外観はこれまでのXbox Oneそのままで光学式ディスクのスロットがない点だけが異なる。このゲームコンソールは1TBのHDDを内蔵する。これは現行Xbox One Sと同様だ。
Microsoftでは新しいS All Digitalはオンラインでのプレイだと注意を促している。ユーザーがすでにブルーレイのXBox Oneゲームをを所有していても新製品には光学式ドライブが存在しないので、ゲームをプレイすることは不可能だ。
コンソールにはMinecraft、Sea of Thieves、Forza Horizon 3という3タイトルのゲームをダウンロードできくるパスコードが添付される。オンラインゲームをさらにストアで購入してもいいし、サブスクリプションでXbox Game Passを入手してもよい、
上で述べたように、ドイツでの販売価格は229ユーロだが、これよりだいぶ安く購入する方法がいくつあるようだ。例えば、Amazonでは200ドル前後で販売しているショップがいくつかある。Microsoftは1ユーロ1ドルとして価格を決定してきので、S All Digitalの販売定価も229ドルになるのではないかと思う。
Microsoftはこの新製品でディスクレス版ゲーム機に対するユーザーの反応を実験したいのだろう。 MicrosoftはこのところWindowsやfficeでクラウド・サービスへのピボットを進めてきた。Xboxというブランドも伝統的ゲーム専用機からクラウドサービスへと発展させる計画だろう。この試みが成功すればゲーム機ビジネスの中でMicrosoftは独自の新世代となることができるはずだ。
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