YouTube Gamingがモバイルからの直接ストリーミングをサポート、Twitch的機能を一層充実

ytg-family

ゆっくりと、しかし確実に、YouTubeは本格的なTwitchコンペティタを構築中だ。YouTube Gamingへ行けば、今自分がプレイしているゲームをライブでストリーミングでき、お気に入りのゲーマーたちのプレイを追うこともできる。YouTubeが8月に立ち上げたこのゲーミングサイトが、このほど初めての大型アップデートを発表した。

まず、Mobile CaptureというAndroidアプリが提供され、これを使うとモバイルデバイス(スマートフォンなど)からの直接のストリーミングができる。誰かがプレイしているCandy Crushを見たい人はいないと思うが、でもHearthstoneのファンならこの機能を気に入るだろう。プレー中に、フロントカメラで捉えたプレーヤーの顔が画面の隅に表示されるから、ライブ感がなお一層リアルだ。

Twitchのパートナーシッププログラムと同じように、月額会費を払って好きなゲーマーのスポンサーになると、バッジやら何やらをもらえる。Twitchの4ドル99セントに対してこちらは3ドル99セントだ。Twitchは現在、ストリーミング提供者(‘放送者’)が170万、そのうちパートナーは12000名だ。YouTubeは、新たに始めたばかりだ。サードパーティのアプリを使えば、Twitch上のチップスをYouTube上でも有効にできる。

これは、Twitch Turboのような広告を排除する有料オプションではない。またYouTube Gamingでスポンサーになっても、広告は消せない。

サイト上とモバイルアプリには、そのほかのマイナーなアップデートもある。ゲームを自分のコレクションに加えるのがより簡単になり、それらのライブストリーミングをやってればすぐに見られる。YouTubeの「あとで見る」機能はYouTube Gamingでも有効だ。Webサイトの観戦ページはデザインを一新、モバイルアプリは前の検索を覚えている。

同社の発表によると、YouTube上でライブや録画でゲームを見ている人たちの総視聴時間は1か月で1440億分だ。すごいけど、ライブストリーミングの比率が分かれば、もっとおもしろいデータだね。

今回のアップデートでTwitchと肩を並べただろうか? ライブストリーミングにはYouTubeの”Let’s Play”ビデオもミックスできるから、コンテンツの量はすでに膨大だ。今後もっと新しい機能が増えたら、‘Twitchに追いつく’段階を卒業できるだろう。

  1. 1-home-feed.png

  2. 2-game-page.png

  3. 3-live-chat.png

  4. 4-channel-page.png

  5. 5-my-games.png

  6. 1-home-feed1.png

  7. 2-game-page1.png

  8. 3-live-chat1.png

  9. 4-channel-page1.png

  10. 5-my-games1.png

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa)。

人気のゲーム実況ストリーミングにYouTubeも参入、Twitch/Amazon独占のパイを奪う

3-live-chat2

6月にYouTubeは、同社はゲーム実況に参入して、Twitchと競合するYouTube Gamingというサービスをローンチする、と発表した。その立ち上げの日は、明日(米国時間8/26)とされていた。

そのサイトはhttps://gaming.youtube.comにある。
Screen Shot 2015-08-25 at 12.32.12 PM

Amazonに買収されたTwitchは、ほかの人たちがビデオゲームをプレイしているのを見たり、あるいは自分のゲームをストリーミングしてその‘番組’をブロードキャストするサイトだ。YouTube Gamingはライブのストリーミングのほかに、ゲーム関連のビデオを一箇所に集めたサイトだ。コピー作品でもよい。ゲームは、プレイするだけでなく見ることにもチャットすることにも人気があるので、Googleもその市場を無視できない。

Family-Medium

GoogleもTwitchの競りに参加したが、土壇場でAmazonという鳶に油揚げをさらわれた、と言われている。TwitchはAmazonのeコマースパズルを構成する大きなピースの一つになり、ビデオゲームのストリーミングは、それらのゲームを買わせるためのリアルタイムコマーシャルになる。

それでは以下に、YouTube Gamingの画面をモバイルとWebの両方でご覧いただこう:

  1. 1-home-feed.png

  2. 2-game-page.png

  3. 3-live-chat.png

  4. 4-channel-page.png

  5. 5-my-games.png

  6. 1-home-feed1.png

  7. 2-game-page1.png

  8. 3-live-chat1.png

  9. 4-channel-page1.png

  10. 5-my-games1.png

YouTube GamingはiOSでもAndroidでも見られる。操作しやすいライブストリーミングも、明日、ベータでローンチする。

YouTubeでこのプロジェクトを担当している技術部長Frank Pettersonは、“これはまだ、始まりにすぎない”、と言っている。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

YouTubeがスタンドアロンのアプリYouTube Gamingでゲーマー吸引をねらう

ytg-family

ここ数年YouTubeには強敵が続々と現れているが、今日(米国時間6/12)同社は、ゲーマーを重要なユーザとしてつなぎとめておくための、新しいスタンドアロンのアプリとサイトを立ち上げた。

FacebookのNews Feedには今では、口コミで広まるビデオやニュースクリップなどユーザのアクセスと定着率を高めるためのコンテンツを何でも置ける。またTwitchなどのサイトは、ゲームの実況など特定のコンテンツに集中することによって、人びとがビデオの視聴でつぶすヒマ時間を大量に奪おうとしている。

しかしおもしろいのは、YouTubeにはこれらのコンテンツがとっくの昔からあること。YouTubeにないのは、HuluやNetflixが提供している有料の長編コンテンツだけだ。でも、これまでのYouTubeにとって難題は、個々のユーザの関心と、その関心にマッチしたコンテンツを、その超巨大サイトの上で正しく結びつけることだった。

今日同社が発表したYouTube Gamingは、ビデオゲーム関連のコンテンツに特化したスタンドアロンののアプリとコンテンツだ。YouTubeの上だけでヒマ時間は十二分につぶせるはずなのに、このところ外部勢力にその時間を奪われることが多くなっている。それに対する巻き返し策として立ち上げたのが、YouTube Gamingだ。特定分野に特化したプロダクトを提供することによって、同社は、コンテンツを気ままにランダムに拾い見していくいかにもYouTube的な視聴者ではない、もっとマニアックなユーザ層を囲い込もうとしている。

YouTube GamingはTwitchにとてもよく似ていて、各ゲーム専用のページというものがある。今それは、25000タイトルぐらいだ。各ページに、そのタイトルに関連したYouTubeチャネル、ビデオ、ライブのストリーム、などのコンテンツが山盛りされている。そのゲームが好きな人は、ときどきそのページを訪れれば、人気の高いクリエイターなどが作った新作ビデオなどを、見逃すことなく確実に見られる。新作をタイミング良く確実に見つけることが難しいという、YouTube本体の難点を、ここで克服しているのだ。

YouTubeは今回の発表に加えて、今後はライブストリーミングツールを改良してもっと簡単にブロードキャスティングができるようにする、と言っている。たとえば、ライブビデオのスケジュールを事前に予約しなくてもよくする。ライブストリームひとつひとつにリンクを設けてシェアするのではなく、たった一つのリンクでその人のストリームの集合に行き、そこで新作を確実にチェックできるようにする。などなど。

YouTube Gamingはこの夏、合衆国とイギリスで供用される。ただし具体的な日程は未定のようだ。

[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa