YPlanは登場からまだ1年にも満たないサービスだが、活躍の場を広げつつあるようだ。
本サービスが登場したのはイギリスでのことだった。それが先月にはニューヨークデビューを果たし、さらにはAndroid版もリリースすることとなった。
ご存じない方に説明しておくと、YPlanというのは24時間位内に行われるクールなイベント、パーティー、コンサートなどの情報を集めておいて、「今夜の予定」に悩む利用者に情報を提供するサービスだ。
サービスを使うと支払いもアプリケーションから行え、またチケットの印刷も必要ない。イベント会場の入り口であたふたとする必要もなく、利用者からは「ナイトライフ用のUberのような存在」との評価も受けている。
YPlanによると、この10ヵ月の間に30万件のダウンロードがあったのだとのこと。今回のAndroid版のリリースにより、さらに利用者数を増やしたい考えだ。ちなみにYPlanはシリーズAにてGeneral Catalystより1200万ドルを調達している。
ところで、Android版のリリースに時間がかかったようだが、理由はあるのだろうか。
YPlanによると、求める技術者のレベルをかなりの高レベルにおいていたこともあって、開発者を見つけるのに時間がかかったのだそうだ。「品質の高いAndroidアプリケーションを開発するには、それなりの時間もかかります。今年の夏は、Android版の開発とニューヨーク展開にかかりっきりでした」と、共同ファウンダー兼CTOのViktoras Jucikasは言っている。
YPlanにとって、Android版の展開は今後のサービス成長にとってとても重要なことだ。将来的にはソーシャルネットワークとの連携を深め、友達同士でナイトライフを愉しむための情報を広く提供していきたい考えだ。
取り敢えず今のところは、Android版のリリースも行ったことで、アプリケーション利用者に対する提供情報の質や量を高めていくことを目指している。
現在のサービス提供地域はニューヨークとロンドンに限定されている。双方の地域の居住者はYPlanのサイトやiOSiOSアプリケーション、ないしAndroidアプリケーションでYPlanを試してみることができる。
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(翻訳:Maeda, H)