NikeとZeissがオリンピック選手のために作った1200ドルのサングラス

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ぼくは最近、Warby Parkerのサングラスを175ドルで買った。自慢してるわけではない。歳(とし)のせいか視界がぼけることがあるし、夏は陽の光がつらいからだ。でも、今では、せっかく買ったものを無駄にしたくないので、家の中でも、夜でも、そのサングラスをしている。カナダのシンガーソングライターCorey Hartの、あの独創的な1984年のヒット曲への、オマージュだな。

個人的には、ターミネーターに変身できないサングラスに1200ドル払う気はないが、でもNike Wingのターゲットは明らかに、ぼくみたいな人間ではない。まず第一に、ぼくはオリンピックの出場選手ではない。それどころか、今年のオリンピックは見るひまがないかもしれない。

しかし、われわれの中のワールドクラスのアスリートのためにNikeは、光学系のエキスパートZeissと組んで立派な日よけ眼鏡を作った。なぜそれが1200ドルもするのかを説明する大げさなビデオが二つあるが、要するにそれは、人体の解剖学的特性に合わせて一体成型したレンズで、それが着用者の顔を覆い、シリコン製のストラップが頭部を固定する。

重要なアドバンテージが二つある。ひとつは重さ…秤(はかり)の針は26グラムで止まる。もうひとつは、鼻や耳にかかる圧力がなくて、しっかりフィットすること。また、風圧をもろに受けないから、スピードが何よりもだいじな職業の人たちには、嬉しいだろう。

出典: Wired

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))

レビュー:ExoLensのiPhone用ツァイスレンズは、スマホを本格カメラに変える

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少しでもカメラに興味のある人なら、Zeissのレンズが世界水準にあることを知っているだろう。しかし創業170年を誇る同社のレンズは非常に高価で、アマチュア写真家にはなかなか手が届かない。

しかしそれが変わろうとしている。ZeissはExoLensと組んで、iPhone 6/6sおよびPlus用のZeissレンズを発売する。3種類のレンズは、広角、望遠、およびマクロ。広角は199.95ドルで現在発売中。あとの2つはこの夏にレンズ単体で発売される予定だ。現在は、Appleからのみ購入可能で、オンラインと店舗のどちらでも扱っている。

キットには、ExoLens iPhoneケースが付属し、これを使ってレンズをiPhoneに取り付ける。ケースは非常によく出来ている ― アルミニウム削り出しで、ソフトな内張が端末を保護している。ケースには標の三脚マウント、およびライトやマイクを付けるための「コールドシュー」も付いている。

われわれは、iPhone 6sで3つのレンズを試す機会を得たので、結果を以下に紹介する。

2枚の写真を切り替えて、ビフォー・アフターを比較されたい。

広角

現在発売中のレンズは広角のみ。フレームの内容がほぼ倍に増えるのが、すぐにわかるメリットだ。ベッドルームの一部しか見えなかった写真も、広角レンズを使えば全体が写るだろう。

狭い場所でも有効だ ― 下の写真はドッグクレートの中で、全く同じ位置からレンズを着脱して撮った。広角レンズによってクレート内全体が写しだされ、自分がクレートの中にいるように感じる。場所に制約のないところでは、あまり違いはないが、より多くの物を写せることは、やはり有難い。

  1. screen-shot-2016-06-16-at-3-30-13-pm.png

  2. screen-shot-2016-06-16-at-3-30-20-pm.png


マクロ

まだ発売されていないが、このマクロレンズにはかなり驚かされた。iPhoneで被写体に近づくとピントが合わなくなる問題を知っているだろうか? そう、このレンズを使うとそれが起きない。レンズをどんどん近づけて、被写体に触れそうになるまで、常に画像はクリアだ。下のレンズ有(左)と無し(右)のばかばかしい比較写真をご覧あれ

  1. macro1.jpg

  2. not-macro.jpg


望遠

最後は、デジタルズームで画質を損うことなく、iPhoneで望遠写真が撮れるレンズだ。レンズの倍率は2.0倍で、他の2つのレンズほど驚きはないが、もう少し現場に近づけたら、という場面には役立つかもしれない。

  1. telephoto1.jpg

  2. not-telephoto1.jpg

撮れる写真はすばらしいが、もちろんこうしたレンズを使うことのマイナス面はある ― 何といってもこれを持ち歩かなくてはならないこと。それでも、一眼レフや望遠カメラでしか撮れなかった写真のためには、小さな代償だろう。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

カールツァイスが高級Google Cardboardヘッドセットを作った

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Google Cardboard最大の魅力は何といってもその手軽さだ。新聞と一緒に配達することだってできる。ドイツのカメラの老舗、Zeissは、129ドルのVRヘッドセット、One Plus(スペースのないOnePlusとは別物)で違う方向性を示している。作りは高級で、もちろん同社のハイエンドな光学システムが使われている。

使用できるスマートフォンは、4.7~5.5インチ画面の機種で、調節可能なシステムによってヘッドセットに固定される。One Plusには多くのパッドが付けられていて、長時間の使用を快適にする。

鍵となるのは、もちろんレンズで、焦点調整なしでシャープな画像を見ることができる。同様のデバイスでよく見られるような周辺の歪みも排除されている。これまでで最高レベルのGoogle Cardboard体験であることは間違いない。

ヘッドセットには、ちょっといい拡張現実を味わえるキューブが同梱される(スマートフォンのカメラを利用したもので、デベロッパー向けの概念実証に使用される)。One PlusはAndroidおよびiOSに対応しており、DJIアプリと連携してドローンからの一人称視点も提供する計画。GoogleのVR規格、Daydream対応も開発中だ。
発売は8月の予定。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook