‍仮想通貨プラットフォームのEcoがa16z主導のラウンドで28億円調達

デジタルグローバル仮想通貨プラットフォームを構築したEco(エコ)は米国時間3月5日、a16z Cryptoがリードする資金調達ラウンドで2600万ドル(約28億円)を調達したと発表した。

2018年創業でサンフランシスコを拠点とするEcoのプラットフォームは、毎日の取引に世界中で利用できる支払いツールとして設計されている。同社は「銀行、当座預金口座、クレジットカードのいずれでもない」と強調する。

「私たちはそれらすべての組み合わせよりも優れたものを構築しています」とブログ投稿で述べた。このCoinListの記事によると、同社のミッションは「貯蓄と支出を結びつける」方法として仮想通貨を利用する取り組みとしても説明されている。

Ecoのユーザーは、Amazon(アマゾン)、Uber(ウーバー)などの業者と取引するときに、預金で年間最大5%を稼ぎ、5%のキャッシュバックを得ることができる。同社は次のステップとして、ユーザーに対し請求書の支払いや友人への支払いなどの機能を「すべて同じ単一のウォレットから」提供すると述べる。その同じウォレットで、お金を使ったり節約するたびにリワードを受け取れるという。

数百万ドル(数億円)を預ったアルファテストが「成功した」後、Ecoアプリが一般に公開された。

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Founders Fund、Activant Capital、Slow Ventures、Coinbase Ventures、Tribe Capital、Valor Capital Groupなど多くのベンチャーキャピタルに加え、100以上のファンドやエンジェルなどがEcoの今回の資金調達に参加した。ExpaとPantera CapitalがEcoの850万ドル(約9億円)の資金調達ラウンドを共同でリードした。

CoinListの共同創業者であるAndy Bromberg(アンディ・ブロムバーグ)氏は、Ecoを率いるために2020年の秋に退任した。Coindeskによれば、このスタートアップは当初、ブランド名をEcoに変更する前はBeamと呼ばれていた。「Ecoブランドを保持していた創業アドバイザーのGarrett Camp(ギャレット・キャンプ)氏の関与のおかげです」。キャンプ氏はUberの共同創業者であり、Expaは同氏のベンチャーファンドだ。

a16z Cryptoにとって、このラウンドをリードしたことは同社のミッションに沿っている。

Katie Haun(ケイティ・ホーン)氏とArianna Simpson(アリアナ・シンプソン)氏が共同執筆したブログ投稿で、同社がなぜEcoとその計画に夢中になっているのかを概説した。

「新しい業界での課題の1つは、仮想通貨も例外ではありませんが、ただクールであるだけでなく、幅広いユーザーにリーチして喜ばせるものを構築することです」と述べる。「テクノロジーは、はっきりと目に見える形でかつ具体的な方法で人々の生活を改善するときが最高の状態です。a16z Cryptoでは、仮想通貨をさらに10億人が利用できる道を常に探しています。どのようにしてそれが達成できるでしょうか。人々がすでにやりたいと考えていること、つまり支出、節約、収益の達成を支援することによって、そしてユーザーに基盤となるテクノロジーではなく具体的なメリットに目を向けてもらうことによってだと思います」。

Ecoは、ユーザーにリワードを提供する唯一の仮想通貨プラットフォームではない。Lolliは、買い物をするユーザーに1000以上のトップストアで無料のビットコインまたは現金を提供する。

カテゴリー:ブロックチェーン
タグ:Eco仮想通貨資金調達

画像クレジット:Sarote Pruksachat/Moment / Getty Images

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(文:Mary Ann Azevedo、翻訳:Nariko Mizoguchi

投稿者:

TechCrunch Japan

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