クラウド人事ソフトのSmartHRおよびウェブ・アプリの多言語化サービスを提供するWovn Technologies(ウォーブンテクノロジーズ)は7月17日、「SmartHR」と「WOVN.io」を連携し、10月中旬から5カ国語でSmartHRの従業員画面が利用できる翻訳機能を公開すると発表した。
SmartHRは入社手続きや雇用契約、年末調整などの労務手続きのペーパーレス化を可能にするクラウド人事労務ソフト。入社手続きに必要な情報や年末調整などの入力を従業員のアカウントで行い、労務に関する作業を効率化することができる。
日本で働く外国人労働者は2018年10月末に146万人を数え、外国人を雇用する事業所は約21万6000カ所に上る。4月1日に施行された改正出入国管理法により、その数はさらに増加が見込まれている。今回の連携では、既存の1言語のサイト・アプリがあれば多言語化が可能なWOVN.ioの機能を利用し、SmartHRの従業員入力画面を多言語化。外国人従業員が日本語や労務手続きの専門用語に戸惑うことなく、母国語で年末調整や入社手続きをスムーズに行えるよう、支援する。
多言語化対応が適用されるSmartHRの画面は、雇用契約、入社手続き、年末調整の従業員用入力画面で、書類として出力する場合は日本語になる。翻訳機能はSmartHRのスタンダードプラン以上のユーザー企業が利用できる。対応言語は英語、中国語(繁体字)、中国語(簡体字)、韓国語、ベトナム語の各言語だ。