いまだにゴールドラッシュが続くApple App Store, 新規アプリは年々増える一方

アプリのエコシステムは減速のきざしを見せない。Appleは今日のWWDCでそういう意味のことを言った。iPhoneとiPadとiPod touch用のiOSアプリは今すでに90万あるという。アプリストアが飽和気味で売上は上位のパブリッシャーへの集中が進んでいるが、マーケット全体は縮小していない。

App Storeに2012年から2013年にかけて新たに加わったアプリは25万だ、と発表された。昨年のWWDCの時期から今年のWWDCにかけて、という意味だ。その1年前、すなわち2011〜2012では、新規アプリの数は22万5千だった。さらにその前(2010〜2011)は20万だった。

基本的に、App Storeのゴールドラッシュは、みんながアプリに飢えていた初期であり、アプリのアイデアが出尽くすに従って新規登場のアプリは年とともに減少傾向ではないか、とふつうなら考えたくなる。ところが実態は上で述べたように、各年の新規増分は右肩上がりだ。

独立系のデベロッパにとってApp Storeはますます困難な戦場になりつつあるが、それでも新しいアプリの登場数は減らない。開発の主力をAndroidとGoogle Playストアにスイッチしたところもあり、その成功例もいくつかあるが、そのぶんApple iOSが落ち込んだという事実はない。

App Storeのゴールドラッシュは、まだ始まったばかり、と言えるかもしれない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))