オーディエンスエンゲージメント分析でマーケターを支援するTrufanがシード2.5億円調達

マーケターがSNSフォロワーを分析し、オーディエンスデータを収集するのを支援するツールを提供しているスタートアップのTrufanは、米国時間3月9日、230万ドル(約2億5000万円)のシード・ラウンドを調達したと発表した。

これまでの資金調達総額は比較的少額(410万ドル、約4億4000万円)であるにもかかわらず、Trufanはすでに2つの注目すべき買収を行っている。まず同社は2019年にSocialRankの製品と事業を買収し、ブランドに最も価値のあるSNSフォロワーを示す機能を提供できるようになった。そして昨年には、消費者がメールアドレスなどの情報を提供して応募する懸賞を主催し、マーケターがコンタクト情報を得るPlayr.ggを買収した

Trufanによると、同社の製品全体では1万人以上の無料ユーザーがおり、Netflix(ネットフリックス)、NBA、NFL、Sony Music、United Talent Agencyなどを含める600社以上の有料顧客がいるという。

同社は次は、2つの主要製品を統合し、プライバシー要件に準拠した顧客データ・オーディエンスエンゲージメントの総合プラットフォームを立ち上げ、新しいブランディングと価格設定を行うことを計画している。共同創業者兼CEOのSwish Goswami(スウィッシュ・ゴスワミ)氏は、規制当局が新たなプライバシー規制を導入したり、Apple(アップル)やGoogle(グーグル)がサードパーティのデータに基づく広告ターゲティングに新たな制限を加えたり、消費者が自分のデータがどのように使われているか敏感になったりする中で、このプラットフォームは特に魅力的なものになるはずだと話してくれた。

Trufan創業者のAanikh Kler氏とSwish Goswami氏。画像クレジット:Trufan

「人々は匿名で追跡されることを望んでいません」とゴスワミ氏はいう。「人々は自分のデータを(無断で)取り上げられることは望んでいませんが、そうした人々の多くは、データを共有することと引き換えに何かを得ることができれば、そのアイデアに惹かれます」。

ゴスワミ氏は、ソーシャルネットワークの限界を考えると、ブランドがファーストパーティの顧客データを構築することは特に重要だと付け加えた。「5000万人のフォロワーを持っていても、投稿するたびに5000万人に届くわけではありません。一方、5000万人のメールや電話番号を持っている場合、実際にそのほとんどの受信箱や電話に届くかもしれません」。

今回の新たな資金調達はMoneta Venturesが主導し、MonetaのパートナーであるSabya Das(サバイア・ダス)氏がTrufanの取締役会に加わる。GP Ventures、Protocol Ventures、Athlete Technology Group のほか、Innovative Fitnessの創設者Curtis Christophersen(カーティス・クリストファーセン)氏、NBAチームUtah Jazz(ユタ・ジャズ)のフォワードであるDerrick Favors(デリック・フェイバーズ)氏、同リーグChicago Bulls(シカゴ・ブルズ)のフォワードであるThaddeus Young(サデウス・ヤング)氏などのエンジェル投資家も参加している。

ダス氏は声明の中でこう述べた。「Trufan は、顧客データ領域における障害を認識し、その障害を取り除くという点で、他のはるか先を行っています。彼らは本当に素晴らしいチームを擁するオールスター創業者であり、ファーストパーティ・データの問題を解決する彼らの信念と能力を信じているため、当社は彼らを支援できることに興奮しています」。

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タグ:マーケティング 資金調達

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(文:Anthony Ha、翻訳:Aya Nakazato)

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TechCrunch Japan

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