カリフォルニア州選出民主党下院議員、.wine ドメインに反対要請

去る5月、カリフォルニア州選出民主党下院議員マイク・トムソンが、Internet Corporation for Assigning Names and Numbers(インターネットのドメイン名、IPアドレスを管理する非営利組織、ICANN)に,書簡を送り、.wine および .vin ドメインを「いかなる申請者」にも割当てないよう要請した。転売目的のドメイン名占拠を恐れてのことだ。

トムソン議員の選挙区、カリフォルニア5区には、ワインカントリーとして名高いナパバレーがある。

おそらく彼が心配しているのは、新たなジェネリックトップレベルドメイン(gTLD)が作られると、.wine および .vin ドメインへの殺倒騒ぎが起きることだ。もちろんワイナリーは、自分たちの名前である .wine や .vin を他人にさらわれることを望んでいないので、保護を求めている。

別のカリフォルニア州選出民主党議員も、同じ要求の書簡をICANNに送っている。アンナ・エシュー下院議員は、ワインを表す2つのgTLDを「永久に対象から外す」ことを要請した。The Hillの報道によると、彼女の書簡は先週送付されたが、最近になって公表された。彼女の選挙区はシリコンバレーの大部分を含んでいる。

今あるgTLDの数にはいささか驚かされる。そして、そのインパクトの小ささにも。例えば私は、alexander.ninja を買うことができる。誰でも .ninja ドメインを買えることをご存じだろうか。私は知らなかった。

数千のワイナリーが、これらのgTLD作成に対し、一致団結して反対している。

いろいろ考えた結果私は次の結論に達した。.rich や solar や .lightning ドメインを登録できて、alexthinks.scotchwhiskeyisgreat は登録できないような時代に、私は住みたくない。

画像:FLICKRユーザー、CHRISTIAN HAUGEN CC BY-SA 2.0ライセンスによる(画像はトリミングされている)

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook


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TechCrunch Japan

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