ジラフがトレカに特化したフリマアプリ「magi」を公開

買取価格比較サイト「ヒカカク!」や中古スマホのフリマサイト「スマホのマーケット」など複数の事業を展開するジラフ。同社は4月24日、新サービスとしてトレーディングカードに特化したフリマアプリ「magi(マギ)」をリリースした。

magiは「遊戯王」や「ポケモンカード」などのトレカをオンライン上で売買できるC2Cサービス。出品されているトレカはタイトルごとにカテゴリー分けされているほか、各タイトルに応じて細かくタグが設定されているので、目当てのカードを探しやすいのが特徴だ。

たとえば遊戯王であればモンスターや魔法、罠などカードの種別で検索したり、ドラゴンや昆虫などモンスターのタイプごとにカードを探すことが可能。目当てのカードが決まっている場合はもちろん、「ドラゴンデッキを作りたいので該当するカードをいくつか手に入れたい」といった時にも使えそうだ。

ジラフによるとトレカは2011年に国内市場が1000億円を突破していて、冒頭で触れた遊戯王やポケモンカードなど国産の人気タイトルも多い領域。長年に渡って親しまれている王道タイトルのほか、現在でも新たなタイトルがリリースされ続ける“息の長いエンタメコンテンツ”と言えるだろう。

すでにトレカユーザーの多くが公式販売のパック購入だけでなく、カードショップやオークションサービス、フリマサービスなどの二次流通サービスを利用しているが、この領域に特化したC2Cアプリはまだ登場していない状況だ。プレミア価値の高いカードが存在することに加え、売買の取引頻度が高く利用者間で買い手と売り手が転換しやすいことに着目し、今回のサービスローンチに至ったという。

本日時点ではiOS版のみとなるが、今後Android版もリリースする予定とのこと。5月下旬にはコミュニティを活性化する新機能として掲示板機能も実装する計画だ。

「トレカ市場は二次流通が活発でファンコミュニティが分厚く 、その性質上取引も活発です。二次流通のオーソドックスなサービスとしてまずはスタートしますが、ファンコミュニティの情勢やこの領域における『GameWith』のようなメディアの立ち上げ、オフラインでの対戦相手のマッチング機能などの展開も予定しています」(ジラフ代表取締役社長の麻生輝明氏)

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TechCrunch Japan

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