セキュリティカメラのCanary が今日(米国時間11/29)、顧客の不満のひとつを解消した。これまでは、カメラの像をテレビの大画面で見たくても見れなかったのだ。今日からはCanaryのアプリの新バージョンにより、Apple TVがサポートされた。これで、カメラが捉えるリアルタイムの映像や、録画されていた記録をテレビで見ることができる。
これでCanaryはさらに便利になる。それまでは、カメラが捉える映像をスマートフォンでリモートで見れることが、同製品の魅力だった。もちろんそれも便利だが、たとえば子どもが庭で遊んでいるときなどのように、自宅で単純にモニタしていたい場合もある。あるいはパーティーを主催したときには、誰の車がどこに駐車しているかが分かるだろう。
Canaryのカメラが一台だけのユーザーには、今度の新しいApple TVアプリはいきなりダッシュボード画面を立ち上げる。そこでは、ライブの映像を見るか、タイムラインにアクセスするかを選択できる。複数台使っている人の場合は、ロケーション画面から、どれかの場所を選ぶ。
そして、見たい映像のサムネイルをクリックすると、それが大写しになる。またApple TVのメニューボタンをタップしてひとつの映像を見たら、タイムラインからそのイベントを消したり、あるいはブックマークしておける。
“Related Videos”(関連ビデオ)のところでは、タイムライン内の‘次’や‘前’のイベントに行ける。
Canaryは199ドルの家庭用セキュリティカメラだ。その最新製品には、Canary Flexというワイヤレス接続タイプもある。同社はIndiegogoでスタートしたが、その後は4100万ドルあまりのベンチャー資金を調達している。同社のWebサイトのほかに、今ではAmazon, Best Buy, Home Depot, Walmart, Apple, Verizonなどでも買える。
消費者にアッピールした理由は、手頃な価格と使いやすさだ。セットアップは簡単だし、モバイルアプリも単純で使いやすいから日常的な利用はさらに一層簡単だ。
Canaryのアプリのニューバージョン(v2.0.2)は、Apple TVのサポートと並んで、タブレットがサポートされる(iPadとAndroid)。そしてAndroid Wearも。