ソフトバンク、Drivemodeやリノベるなど国内外8社と新事業の実証実験

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ソフトバンクが2015年7月からスタートした「SoftBank Innovation Program」。4GやWi-Fiといった通信インフラ、法人43万社・端末契約数4441万台を持つソフトバンクのリソースを使って、スタートアップをはじめとした企業と革新的な事業を生み出すというプログラムだが、その一次選考の結果が3月18日に発表された。

国内外173件の応募から採択されたのは8社。今後8社はソフトバンクと協力し、3テーマ(当初スマートホーム、コネクテッド・ビークル、デジタルマーケティング、ヘルスケアの4テーマで募集していたが、ヘルスケア以外の3テーマが採択された)・5案件でテストマーケティングを実施していく。

スマートホームの領域では、中古マンション売買やリノベーション事業を手がけるリノベる、シンガポールに拠点を置くIT家具ベンチャーKAMARQ HOLDINGS、スマートロックや錠前ソリューションを提供するアッサアブロイジャパンの3社が「スマートホーム×リノベーション」のテストマーケティングを行うほか、IoT向けのリアルタイムデータ解析プラットフォームを提供するMoBagelによるOA機器・家電の故障予測のテストが予定されている。

コネクテッド・ビークルの領域では、都市交通の移動データのリアルタイム解析エンジンを開発する米Urban Engines、コネクテッド・カー向けアプリを開発する米Drivemodeがテストマーケティングを実施。デジタルマーケティングの領域ではマレーシアのBuzzElementマイクロストラテジー・ジャパンによる商業施設におけるO2O・決済のテストマーケティングが予定されている。

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TechCrunch Japan

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