ツイッターがウェブサイトとアプリのデザインを見やすく変更、新フォントも採用

Twitter(ツイッター)は米国時間8月11日、ウェブサイトのリニューアル版を発表した。同社によると、これによってサイトが見やすく、混乱することが減り、より使いやすくなるとのことだ。

iOSおよびAndroid向けアプリにも展開される今回の変更点の中には、Twitterの新しいフォント「Chirp(チャープ)」が採用された他、さまざまな要素のコントラストを強める変更などが含まれる。間もなく、Twitterは新しいカラーパレットも導入する予定だという。

Chirpは、Twitter初の独自書体として2021年1月に登場した。これまでTwitterは「SF Pro(サンフランシスコ・プロ)」「Roboto(ロボット)」「Helvetica Neue(ヘルベチカ・ノイエ)」などのフォントを自社ブランドに使用してきた。Chirpの目標は、Twitterに独自の視覚的表現を与えることに加えて、日常的な使用に向いたくっきりとした判読しやすい書体を提供すること、そして、動画やブランド広告に使用される際も含め、より個性的な書体を提供することだ。

私たちの新しい書体であるChirpにについて、もう少し掘り下げたいと思います。

280文字からなる書体は、Twitterの基盤となるものです。これまで当社では、我々のブランドを、SF ProやRoboto、Helvetica Neueなど、他の誰かの書体に頼ってきました。

デリット・デルーエン

しかし、そのデビュー当時、TwitterはまだChirpをより広く製品の書体として採用すると確約していたわけではなかったが、Twitterでグローバルブランドのクリエイティブディレクターを務めるDerrit DeRouen(デリット・デルーエン)氏は、そうなることが「個人的な願望」であると述べていた。

今回よりTwitterは、ChirpをTwitterのウェブサイトや、iOSやAndroidのデバイス向けアプリとモバイルウェブの中核的な部分に使用している。

また、すべての欧米言語のテキストを左寄せにしたことで、スクロールしたときに読みやすくなると同社では述べている(欧米言語以外のテキストは変更されていない)。

ウェブサイトのTwitter.comで使われる色やボタンも、よりコントラストが強いものに刷新された。顕著な変化は、Twitterの青がかなり少なくなったことだ。例えば、表示をデフォルトのテーマにして背景を白くした場合、ツイートやナビゲーションが黒に変わった。また、ボタン(例えば「フォロー」などのボタン)の変更は、最も重要なアクションを目立たせることが目的であると、Twitterは述べている。

これらの変更は、今はまだ些細なことに思えるかもしれないが、これからSuper Follow(スーパーフォロー)などの拡張された機能セットが導入されると、より重要性が高まる可能性もある。Twitterがユーザーに取ってもらいたい行動を強調するための手段となるからだ。

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今回のデザイン変更では、Twitterが「不要な仕切り線」と呼ぶような、画面上の視覚的な混乱も解消された。グレーの背景が減り、文字を読みやすくするために字間も広げられている。

これらの変更は、Twitterにとって、テキストベースの投稿に写真やその他のメディアを時々添付して共有するだけにとどまらない、これまでとは異なるオンライン体験を導入するための準備にもつながっている。

Twitterはスーパーフォローの導入によって、より多くのクリエイターをそのプラットフォームに呼び込むことを狙っている。さらに、eコマースショッピング機能やパワーユーザー向けの有料定額サービスSpaces(スペース)によるライブオーディオなどの機能も取り入れ、ブックマーク機能の改善なども行っている。

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しかし、いくつも機能を追加していくと、新たな選択肢が画面を埋め尽くしてしまい、特に初めての人にとっては、より混乱を招くことになりかねない。だからこそ、Twitterが今、ウェブサイトのデザインを一新することは理に適っているといえるだろう。しかし、Twitterユーザーがこのアップデートを評価するかどうかは、まだわからない。

今回の変更は、今後のビジュアルアップデートの始まりに過ぎないと、Twitterは述べているが、今後のアップデートにどんなものが含まれるかについては示唆していない。今のところ、より多くのカラーパレットを「間もなく」提供するとしているだけだ。このアップデートは、カラーパレットをTwitterの最新のブランドルックに近づけるためだと言われている。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:TwitterSNSアプリ

画像クレジット:Twitter

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(文:Sarah Perez、翻訳:Hirokazu Kusakabe)

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TechCrunch Japan

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