Googleが今日(米国時間12/8)、(非公開プレビューの参加者だけでなく)すべてのデベロッパーが、自分のアプリケーションやサービスをGoogle Assistantに載せられる、と発表した。Google Home上の、Googleが“会話アクション”(conversation actions)と呼ぶこの新しい機能により、アプリケーションはAssistantを介して会話のやり取りができる。その会話のシナリオは、もちろんデベロッパーが自分のアプリケーションの機能として書く。その会話はたとえば、“やあGoogle、Elizaを呼び出してくれ”、で始まるかもしれない。
AssistantはGoogleのスマートフォンPixelやチャットアプリAlloでも使えるが、Googleの計画では、そういう“Assistantの出先”のようなインタフェイスにデベロッパーのアクションを持ち込めるのは、もうすこし先だ。どれだけ先かは、発表されていないけど。
デベロッパーが自分のアプリケーション/サービスによる“会話アクション”を作るのを助けるために、Googleはいろんなところとパートナーしている。それらは、API.AI, GupShup, DashBot, VoiceLabs, Assist, Notify.IO, Witlingo, Spoken Layerなどだ。一部のパートナーはすでに、自分のアプリケーションをGoogle Home上で有効化できる。それらの統合が実際に動き出すのは、来週からだ。
ユーザーはこれらの新しいアクションを単純なコマンドで起動でき、AmazonのAlexaのように最初にスキルを有効化するという手間がないから、デベロッパーが自分の音声起動型サービスをユーザーに提供するのも、簡単なようだ。ただし、どのアクションをGoogle Homeで有効化するかは、Googleが判断する。
同社によると、今後のリリースではさまざまな業種に対応して、もっと詳細な会話をサポートしたい、という(買い物やチケット/航空券予約などなど)。ただしその具体的な詳細は、現時点では未定だ。