バカンは4月27日、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、ドラッグストアなどの混雑状況や待ち人数をリアルタイムに確認できるサービス「VACAN」(バカン)の提供を開始した。併せて、加盟店の一般募集も始める。サービス利用者は店舗の混雑状況をアプリやウェブサイトで確認でき、新型コロナウイルス(COVID-19)蔓延の中、密閉・密集・密接のいわゆる3密を避けて買い物できるようになる。
同社は、空席情報配信サービスを開発するスタートアップ。レストランやカフェの空き状況を確認できる「VACAN」、トイレの混雑状況を緩和するIoTサービス「Throne」。飲食の事前決済・取り置きサービスの「QUIPPA」、オフィスの空き状況がわかる「VACAN FOR OFFICE」などを提供している。
スーパーマーケットやコンビニエンスストアに導入されるVACANは、カメラやセンサー、ウェブ待ち列サービス、手押し式のボタンなど店舗の設備や環境に合わせた方法で混雑状況を検知できるシステム。過去データを基にした混雑時間の推定ではなく、リアルタイムの混雑状況や待ち人数を配信する。
現在同社では、VACANの専用ウェブページ上で店舗をタップすると、当該店舗がソーシャルディスタンス確保や消毒などの感染拡大防止策を実施しているかも確認できるウェブマップの開発も進めているとのこと。