クリスマス休日はみんな比較的おとなしくしていたと思うが、AppleとNokiaだけは戦闘の用意をしていた。2011年に7億2000万ドルで決着したとされる、いくつかのパテントをめぐる戦争が、再び燃え上がるらしいのだ。
今週の初めAppleはカリフォルニア州で訴状を提出し、Nokiaはその契約から一部のパテントを取り去り、“過剰な使用料を強奪しようとした”、と申し立てた。その後の、本誌TechCrunch宛の声明では、かつてはスマートフォンのリーダーだった企業が“パテント・トロールの手口を使っている”、と非難した。
一方Nokia側はドイツの三つの都市と、パテント抗争のグラウンドゼロであるここアメリカ(テキサス東部地区地裁)で訴状を提出し、スマートフォンの多様なハードウェアとソフトウェアで使われている32のパテントに関し、権利を主張した。
すでにホリデー商戦は終幕だから、売上にもたらすダメージは大きくないと思うが、今回の大量の訴訟の結果として、Withingsの製品はAppleのオンラインストアから姿を消した。
Withingsのスマート体重計とか血圧計などを買おうとすると、いやみなエラーメッセージが表示される: “何かお探しですか? そう感じました。でも、お探しの製品はもうapple.comにはございません”。
Appleの小売店舗からも、姿を消したようだ…同社の物理店舗にはネット上にないものの在庫はない。Appleには今コメントを求めているが、でもタイミングが奇妙だ。Nokiaはそのフランスの電子製品メーカーを、この夏買収したばかりなのに。