ファンクラブ誰でも運営アプリ「fanicon」にチケット・グッズ販売機能が加わる

THECOOは、同社が運営するファンコミュニティアプリ「fanicon」に、チケット(ファニチケット)とグッズ(ファニマーケット)の販売機能を追加した。faniconは、会員制のファンコミュニティアプリ。ヴィジュアル系ロックバンドの「シド」でヴォーカルを務めるマオ、AKB48やSKE48で活躍した元メンバーの木﨑ゆりあなどをはじめ、1000グループ以上のファンコミュニティが運営されている。

特徴は、すべてのコミュニティが有料会員しか利用できない点。月額料金は、各コミュニティが100円から1万円までの11段階の価格から決められるほか、無料期間を7日間もしくは1カ月に設定可能だ。アプリには、限定のライブ配信、グループチャット、1on1トーク、タイムライン投稿などの機能があるが、有料会員限定なのでノイズやネガティブな発言に悩まされることが少なく、気軽にファァンクラブを運営できる。

同社代表取締役CEOの平良真人氏によると「一般的なファンクラブは3000〜5000人ほどが集まらないと運営が厳しいが、ネットを活用するfaniconを使えば100人程度でも十分にコミュニティを運営できる」とのこと。実際に、ライブや舞台を中心に活動しているミュージシャンや俳優など、テレビでは普段見られないが熱狂的なファンがいる人物のコミュニティが多数ある。

今回追加されたファニチケットは、手数料3.0%からチケットを販売できる機能。オフ会やライブのチケットをコアファンに優先的に提供することが可能だ。もちろん、どういったファンがチケットを購入したかをファンクラブの主催者本人が把握できる。チケット販売は、「ローソンチケット」「チケットぴあ」「イープラス」と連携しているので、その後にチケットを一般販売する際の移行もスムーズだ。

もう1つの新機能であるファニマーケットは、手数料1.5%でオンラインストアを開設できる機能。ファンクラブがマネタイズするために不可欠な、Tシャツやマグカップ、クリアファイルなどの限定グッズの販売などが可能になる。在庫管理や発注・発送はもちろん、グッズの作成までをfaniconに委託することもできる。こちらも購入したファンの情報を主催者本人が把握できるのがポイントだ。商品の発送には、固定費なしの従量課金で利用できる物流アウトソーシングサービス「オープンロジ」を利用可能だ。

既存機能としては、ポイント制のスクラッチ機能がある。3等は限定画像、2等はオリジナルボイス、1等はランチ会といった景品を指定して、コアファンの満足度高める施策を打てる。そのほか、東京都・神宮前になる同社の本社オフィスの半分程度占めるイベントスペースを無料で借りられるので、オンラインとオフラインを融合したファンクラブ運営が可能になる。

faniconは、有料会員の月額料金から手数料をとるマネタイズ手法で、通常は10%を超えると言われるチケットやグッズの販売手数料を低く抑えているのが特徴だ。主催者であるアイドルや俳優、声優などがファンの行動や購買の履歴までを把握できるので、一緒にファンクラブを盛り上げているのが強みだ。平良氏は「faniconを使えば、地元の料理人などコミュニティも簡単に作れます」とのこと。テクノロジーの進化によって、スマートフォン1台でファンクラブを運営できる時代になったのだ。

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TechCrunch Japan

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