Web上に自分専用のブックマークページを作れるInstapaperがiOSバージョンのデザインを大幅に一新し、大量の新しい機能と新しいビジネスモデルを導入した。
1年半ほど前にBetaworksに買収されたInstapaperは、前からずっと有料アプリで、モバイルアプリの価格が3~4ドル、そして月額の会費がほぼ1ドルだった。今日(米国時間9/17)から同社はアプリとサービスを完全に無料とし、さまざまな機能への無制限アクセスを有料ユーザのオプションとした(無料では制限あり)。
今回ローンチしたInstapaper 6では、iOSユーザはどんなページのURLでも一回のタップでセーブできる。それはiOS 8のSystem Share Sheetのおかげだ。それまでは、ユーザはリンクをコピペしてInstapaperに保存しなければならなかった。Instapaperにリンクをメールする、という方法もあった。これからのワンクリック(ワンタップ)セーブは通知機能とも連動して、iOSの通知センター(Notifications center)に最近保存したリンクのリストを作る。
iOSアプリもついに、AndroidアプリやWebサービス版と同様にセーブボタンがなくなった。大きな進歩だ。
またAppleのテキスト読み上げ機能を利用して、ユーザが保存した記事を音声に変換してくれる。忙しくて、記事を耳で聞いていたいときには便利だ。
以上の機能は無料だが、有料ユーザはテキスト読み上げのプレイリスト(連続再生)を作れるし、無料だと毎月5つまでだったハイライトが無制限になる。連続再生は、車を運転して仕事に行くときなんか、必要な記事を全部読み上げてもらえるから便利だ。
またプロフィール機能により、友だちが読んでるものをフォローしたりできる。自分が保存した記事すべてに対する検索もできる。
InstapaperがBetaworksに買収されたのは2013年で、それ以降ゼネラルマネージャのBrian Donohueは、Instapaperのフリーミアム化の機会をうかがっていた。その昔、消費者向けサービスとしてローンチしたときは、競合もなく、一人舞台だった。
Donohueはこう述べる: “Pocketがすてきな無料プロダクトとしてローンチしてからは、有料プロダクトであることを正当化するのが困難になった。出来の良い無料の競争相手が現れたんだからね。でもフリーミアム化によって、無料ユーザには前とほとんど同じ機能を提供し、有料ユーザには特殊な機能や、一般機能への無制限アクセスを提供できる”。
アプリのダウンロードは無料になり、有料ユーザの会費は月額2.99ドル、年会費29.99ドルになる。詳しくはこのWebサイトへ。
〔ここにスライドが表示されない場合は、原文を見てください。〕
[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))