ヘアサロンの予約を変えるアプリが登場!髪型投稿SNSオープン

おしゃれ好きな女子にとって、ヘアサロンは飲食店のように地域や店舗で探すものではない。まずはスタイリストを見つけること――。こんな発想から本日リリースされたiPhoneアプリがヘアスナップSNS「HAIR」だ。雑誌やネット上にあるヘアスタイル写真の多くは、カットモデルを一眼レフで撮影し、Macでレタッチした「サロン発信の宣伝写真」ばかり。これに対してHAIRは、周りの友だちがスマホでヘアスナップを投稿するのが特徴。そのため「自分ごと」にとらえることができるのだという。ある意味、リリースから5カ月で200万ダウンロードを突破したファッションコーディネート共有アプリ「WEAR」のヘアスタイル版といえるかもしれない。

HAIRをざっくり言えば、「今日のヘアスタイルを考える」と「あの子をカットしているスタイリストが分かる」という2つを実現するサービスだ。ユーザーは「友達」「スタイリスト」「テーマ(Long、Medium、Bobなどのヘアスタイル)」「人気ユーザー」「キーワード」ごとにヘアスナップを閲覧したり、クリッピングができる。

Facebookアカウントで会員登録すると、気になるユーザーや友だちをフォローしたり、ヘアスナップを投稿することが可能だ。ヘアスナップには、カットを手がけたスタイリスト(美容師)をタグ付けでき、友だちやフォローしている人をカットしたスタイリストのページにアクセスしてカットの予約が行えるようになっている。

スタイリストにしてみれば、カットした人にタグ付けされることで、自分の宣伝にもなるというわけだ。スタイリストは毎月1500円を支払うことで、自らのプロフィールや連絡先を記載したプロフィールページを作成できる。HAIRを運営するリッチメディアの中村武士によれば、まずは青山や表参道、原宿の有名ヘアサロンに所属するスタイリストにアプローチし、徐々に全国のスタイリストを集めていくのだという。

ターゲットとしているコアユーザーは「ヘアスタイルについて遊んだり、悩んでいる18〜25歳の女性」。ベータ版の投稿状況はカットモデル(サロンモデル)やスタイリストが自らのアピールのためにヘアスナップを投稿している状況だが、正式版を公開した5月14日以降は自分撮りに抵抗のない若い女性の投稿を見込んでいるようで、半年後に週間アクティブユーザー9万人を目標に掲げる。「みんなのヘアスナップから、スタイリストとの偶然の出会いを生み出せれば」。


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TechCrunch Japan

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