ホンダが新型コロナ影響で北米の全工場を6日間閉鎖

ホンダは3月18日、新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大による経済停滞でマーケット需要の低下が見込まれることから、北米の全工場を6日間閉鎖すると発表した。

工場閉鎖は北米の従業員2万7600人に影響する。ただし閉鎖中も全従業員に給与は支払われるとのことだ。この期間中、12のプラントで車両4万台の生産がなくなる。

「閉鎖は3月23日からで、3月31日に生産を再開する」と同社は声明で述べた。工場ならびに、オハイオ、インディアナ、アラバマ、カナダ、メキシコにあるトランスミッションやエンジンのプラントも一時閉鎖される。閉鎖期間中、工場設備や共用スペースの徹底的クリーニングを行う。

ホンダの一時閉鎖は米国にあるオートメーカーとしては初の全面的措置だ。Ford(フォード)やGMといった他のオートメーカーも、驚くようなシフトや施設内の清掃・消毒などを含む新型コロナウイルス拡大を抑制する策を取っている。しかしUnited Auto Workersが工場を閉鎖するよう呼びかけているにもかかわらず、ほとんどの工場は稼働している。

今回の工場閉鎖はホンダだけにとどまらず、米国全体としては始まりにすぎないかもしれない。地元自治体や州、政府が不可欠でない事業は閉鎖するよう推奨したり、命令したりしているからだ。

ホンダは引き続き状況をみながら「必要ならば追加の措置を取る」と話した。

画像クレジット:Ty Wright/Bloomberg / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi

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TechCrunch Japan

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