米国時間12月14日に開催されたGame Awards 2019を見逃した人は知らないかもしれないが、Microsoft(マイクロソフト)の次世代コンソールの名前は「Xbox Series X」で2020年後半に登場する。同社は、画像、動画に加えてわずかながらのスペック情報もインターネットで公開した。もちろん2020年のホリデーシーズンに登場する前にはXbox Series Xの詳細情報をたくさん見ることになるのは間違いない。
Xboxの責任者であるPhil Spencer(フィル・スペンサー)氏は公式ブログでかなり長文の紹介記事を書いている。しかしここでは、わかりやすいところから始めよう。Series Xの外観は、今までとは異なる。もちろんすでにミーム製造者たちが徹夜で考えているだろうが、私には昔ながらのパソコンか、ルーターのようにも見える。
現行機の約3倍の高さで背が高く、四角形で黒い。かなりのミニマリストデザインだ。多くの人が冷蔵庫と比較しているようだが、私はいいと思っている。実際、周囲に自然に溶け込めるデザインを求めている人はたくさんいる。
ここ数世代でゲームコンソールは専用機から何でもありのメディアプレーヤーに変わりつつあり、棚に置いてほとんど目立たないスタイルは悪くない。箱型のデザインは、スペースにあわせて縦横どちらにも置けるということでもある。
新しいワイヤレスコントローラーも一緒に発売される。これまでよりやや小さく「さらに多くの人たちに使えるよう改善された」とスペンサー氏は言う。
ボタンの配置や数はほぼそのままだが、スクリーンショットやゲームクリップを撮るためのシェアボタンが加わった。新コントローラーはゲーム機本体に付属し、Xbox OneとWindows 10でも使える。
Series Xは従来機と互換性があり、Xbox Oneのアクセサリーも利用できると、スペンサー氏は以外のように明らかにしている。
互換性を守るために、Xbox Series Xではマシンの世代を超えてゲームをプレイするための消費者に優しい仕組みの開発に力を入れている。
2020年発売予定のHalo Infiniteをはじめとする自社タイトルはもちろんのこと、Xbox Game Studiosのゲームでも、プレイ履歴やセーブデータをデバイス間で共有可能にすることを約束する。
スペック情報は現時点ではまだわずかしか公表されていないが、スペンサー氏は4K動画の60FPS(最大120FPS)での再生と、可変リフレッシュレート(VRR)、8Kそれぞれへの対応を約束した。
最新のZen 2およびAMDとの提携による次世代RDNAアーキテクチャーを活用した当社のカスタムデザイン・プロセッサーによって、Xbox Series Xではハードウェアアクセラレーションによるレイトレーシングやこれまでのゲーム機とは違うレベルの性能を実現している。また特許取得の可変レートシェーディング(VRS)テクノロジーは、デベロッパーがXbox Series X GPUのパワーをさらに引き出すことを可能にし、次世代SSDは読み込み時間を事実上なくし、プレイヤーをこれまで以上に早くゲームの世界に引き込む。
Seriex Xがネイティブハードウェアだけでなくクラウドゲーミングにも目を向けているのはもちろんだ。イベントでは近日公開のNinja Theoryの新作「Senua’s Saga: Hellblade II」のプレビューも行われた。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )