一部のUber社員がTravis Kalanickの復帰を要求する嘆願書を提出

今Uber社員の間で、Travis Kalanickの復帰を取締役会に要望する嘆願書が回覧されているとRecodeが報じた。メールにはKalanickが会社の将来の成功にとっていかに「不可欠」であるかが書かれている。社員に対しては、Kalanickを支持し経営への復帰を要求するよう依頼している。

アップデート 10:45am PT: 1100人以上の社員(Uberの社員数は約1万4000人)が署名した嘆願書が取締役会に送られたとAxiosが報じた

今週初め、Uberの投資家らはKalanickにCEO職を降りるよう要求した。Kalanickは要求に従って休職に同意したが、一部のUber株主にはそれでもまだ不十分だった。

署名のニュースが報じられた後、KalanickはThe New York Timesに声明を送り、Uberを「世界の何よりも愛している」と伝えた。そして、「Uberがもとに戻れるために、さらに争うのではなく投資家の要求に従って辞任した」ことを付け加えた。

嘆願書について質問したところ、Uber広報担当者は同社の幹部チームが昨日従業員と会話したことを私に伝えた。

「ご想像の通り、Travisの決断については様々な感情が渦巻いている。われわれもそれを理解しており、彼が軽々に決断したものではないことをみんなに知ってほしい。今回の辞任はUberを第一とする彼のやり方であり、これまでもそうだった。Travisはこの会社に誰よりも多くを捧げてきた。彼がUberおよび世界中で数えきれない人々に、奥深く意義のある影響を与えてきたことを、われわれは永遠に感謝する。」

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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