上院のNSA改革法案、予測不能の投票へ


二大政党とはこんなものか。今日(米国時間11/18)、Mitch McConnell上院議員(共和党)は米国情報公開法案を攻撃し、テロ国家ISISと争っている米国にとって有害であるという意見を支持した。一方、反対陣営からは、Dianne FeinsteinおよびRon Wydenの両上院議員(民主党)が、賛成票を投じる意向を示した。

ネット中立性で頭が混乱しているTed Cruz上院議員を始め、少数の共和党員が同法案を支持すると見られているが、概ねこの結論に落ちつく

「とにかく始めよう。私はこの法案を始まりだと位置づけているが、とにかく始めよう。今夜が改革の始まりだ」

そしてこれ

「今は両手を縛られているには最悪の時期だ。ISILの脅威は現実なのだ」

つまり、現状はそういうことのようだ。

上院では2:30 PSTに最終投票が行われる予定。通過には60票が必要だが、そこまで票を集められるかどうかは定かでない。今日私は、自信を持って結果を予想した人物に会っていないが、数字は厳しそうだ。

もし上院法案が否決されれば、本議会におけるNSA改革は終りだ。そして、McConnell上院議員がこの法案 ― 一部では不十分と考えられている ― が行き過ぎであると示唆していることを踏まえると、次の議会で改革が行われる可能性は高くない。

もちろん、たとえ上院が可決したとしても、下院がどうするかは不明だが、新年に面倒を持ち越さないために、下院が上院法案を通過させるかもしれないという臆測もある。
さあ、間もなく投票の時間だ。

FEATURED IMAGE: PHIL ROEDER/FLICKR UNDER A CC BY 2.0 LICENSE (IMAGE HAS BEEN MODIFIED)

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi / facebook


投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。