Product Huntは、新しいプロダクトやサイトやアプリをどこよりも早く取り上げ、ときには昔日陰者で終わってしまった隠れた宝石も扱う、このところ人気沸騰中でもてもてのサイトだ。同社はゴージャスで機能を端折(はしょ)らないiOSアプリを近く出す予定で、それはWeb版と同じく、その日のプロダクトのリストがあり、さらにユーザのコメントやプロフィールもある、とファウンダのRyan Hooverが言っている。記事中であなたの名前が言及されていたり、あるいはあなたが書いたコメントにリプライがあると、プッシュ通知をくれる機能もある。
Product Huntは最近の数か月で人気が急上昇し、テクノ業界でメシを食っている人たち全員の必読サイトである、と言われている。
TechCrunchなどのテク系ニュースサイトは、内容が雑多で、速報ニュースやスタートアップのローンチ、投資関連、などなどいろんな分野をカバーしている。しかしProduct Huntは、もっぱら、ほやほやの新しい(あるいはあなたにとって新しい)プロダクトについて雑談や情報交換をする“井戸端会議の場所”である。
今では同サイトは、多くの著名なファウンダたちや、プロダクトのマニア、記者、そして投資家たちすらも、毎日のように読んでいる。投資家たちは、次の大物を誰よりも先に嗅ぎつけたいのだ。
Product HuntのサードパーティアプリProducTind
でもこれまで、Product Huntにはネイティブのモバイルアプリがなかった。
そして最近ついに出たProducTindは、Product Huntの、待ちに待った初のネイティブiOSアプリだ。このアプリはProduct Huntのプロダクト情報とTinder的な投票機能を組み合わせていて、作者のYusuke Matsumura(松村有祐)はAIと機械学習の経験のあるエンジニアだ。彼は現在Tradecraftで勉強中で、今はサンフランシスコに住んでいるが8月には日本に帰国する、と言っている。
彼のアプリは使ってて楽しいけど、ユーザインタフェイスはもっと磨く必要がありそうだ。しかも、近く公開されるProduct HuntのAPIが使える前の作品なので、まだ“親指アップ”をProduct Hunt本体に投票する機能がない。“好き”の投票は、あくまでもこのアプリ内で集計表示されるだけだ。
Product Huntの公式アプリがもうすぐ登場
というわけでProducTindは現時点でMVP(必要最少機能のみ)のようなアプリだが、Product Huntそのもののモバイルアプリが、すぐ近くまで来ている。
Hooverによると、Product Huntのオフィシャルアプリは、David McKinneyとAndreas Klingerの協力により作られている。McKinneyはDiscovrやFlipcaseを作ったオーストラリアのアプリデザイナー、Klingerはプロダクトの分析や性能測定が専門のヨーロッパの起業家兼デベロッパだ。
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今日からProduct HuntのユーザはiOSアプリのベータの参加者になるための登録ができる。App Storeにアプリが登場するのは8月半ばの予定だ。
Product HuntのiOS公式アプリは、Product Huntの人気をさらに押し上げるだろうか? 楽しみだね。
[原文へ]
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))