Intermediaの報告によると、Appleは中小ビジネスのモバイル端末市場を依然リードしている。2013年1~10月に、Intermediaの顧客は計19万台のApple端末をアクティベートした。Samsungは2万9000台、Motorolaは1万3800台だった。
Appleはこの期間、市場の76%を支配した。Apple Insiderが指摘するように、上記データはIntermediaがホストするExchangeサービスから得た、約70万人のビジネスユーザーによるものであり、十分有意な標本サイズだ。
Microsoftは、無視できるほどわずかなシェアでこの期間を終えたが、端末台数は大きく伸び、この10ヵ月間で93%の増加率だった。これはモバイル端末市場のシェアを増やしたくてたまらないMicrosoftにとって良いニュースだと言える。
しかし、直前の販売台数があまりに少なければ、台数の増加率を伸ばすのはさほど難しいことではない。
中小規模企業におけるAndroidの市場シェアは、Appleの人気と比較にならず、端末台数シェアで25%以下だった。
コンピューティング市場は、企業の規模によってもちろん変わる。上記と対象的なのが、Bernstein Researchが先週発表した調査結果で、Barronが報じている。同調査によると、
各社のCIO(IT責任者)によるWindowsタブレットの配布および配布計画は6ヵ月前から56%と大幅に増え、iPadとほぼ同じレベルに達している。Androidタブレットは明らかに遅れており、前回調査の23%から15%へと減少している。
Appleは未だにモバイルでトップの座を占めているが、Windowsの勢いはそれを上回っており、AndroidはAppleの有力なライバルではあるものの、未だ挑戦権ろ得るには致っていない。
中小企業ではAndroidがWindowsのモバイル端末を圧倒しているが、大企業スケールのクライアント端末では、MicrosoftがAncroidを打ち負かす勢いを得ている。ここに働く力学はある意味で単純だ、と私は思う。大企業ほど、既存のIT基盤にあてはまる端末を必要としており、それはMicrosoftがWindows 8.1タブレットで強調してきたことだからだ。
しかし、Intermediaのデータは、スモールビジネスにおけるMicrosoftの少々悲惨な現状を描いている。これは無視するわけにはいかない企業購買層だ。
というわけで、全体の光景はある意味で見慣れたものだ。AppleのiOSモバイル端末は、小規模企業の間で圧倒的強さを見せ、大企業にとっても魅力がある。読者の体験的感覚もそれに近いだろう。この結果、モバイル端末市場の2番手争いは、AndoidとWindowsの戦いだ。
今日もプラットフォーム戦争の日常が続く。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)