在宅隔離がビデオ作者に新しい機会を作り出している

全世界的なステイ・アット・ホームの命令は多くの企業にとって打撃だが、それはまた、人々を楽しませるビジネスの機会も作り出している。そこで、例えばあなたがYouTubeのクリエイターで、誰もかれもが家に閉じ込められている間に視聴者を増やしたいと願っているなら、そんなあなたのためにオンラインビデオ代理店のButter Worksがリリースした対話的なレポートに、あなたがフォーカスすべき有望なトピックが掲載されているかもしれない。

CEOのPaul Greenberg(ポール・グリーンバーグ)氏の説明によると、このレポートは同社が企業のビデオ戦略のガイドを作るために行っている分析作業の副産物だ。同社のクライアントには、Apple(アップル)やCoca-Cola(コカ・コーラ)、Netflix(ネットフリックス)などもいる。

米国の観客が一番多く見て、一番多く積極的な関心を持ったビデオのトピックは何だろうか?実際に同社は、実際のYouTube上のビデオの本数と比較してみた。

そしてビデオのクリエイターにとって理想的な主題とは、多くのオーディエンスの関心が集まっている主題であり、少なくとも現状ではそのトピックに関してたくさんのビデオが投稿されている主題ではないことがわかった。

Butter Works

画像クレジット: Butter Works

実際にButter Worksは何を見つけたのか?今回のレポートが指摘している最大の視聴率稼ぎ頭はまず以下のようなものだ。

  • クッキング(特に低予算のもの)
  • お笑い(セレブのトークショー、コント、パロディー)
  • ミーム(流行ネタ、退屈しのぎ、Kポップ)
  • 遊び(室内競技、集団競技)
  • ビデオゲーム(特に新型コロナウイルス関連)

グリーンバーグ氏によると、この分析は最近2週間の視聴者の行動に基づくもので、今後定期的にアップデートするそうだ。同氏によると「これまでは3カ月サイクルでデータを集めていたが、現在の状況では2週間ごとの動きを見たい。なにしろ状況は流動的で変化も速いからです」と語る。

Butter Worksのウェブサイトには完全なかたちのレポートがあり、そこには「おすすめ」のトピックも用意されている。

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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