大丈夫、五番街Appleストアのガラスキューブは(永久には)撤去されない

今日、Appleがニューヨーク五番街のAppleストアに設置されているあの象徴的「ガラスキューブ」を撤去する、という報道を見た人は私と同じく驚いたことだろう。ニュースの出所は建築許可申請書類で、おそらくAppleウォッチャーの誰かがMacrumorsなどのサイトにタレこんだものと思われる。

許可書類には「Appleストアのエントランスにあるガラスキューブ状構造物を完全に撤去する」ことが求められている。

私はすぐに疑ってかかった。世界一知られている自社店舗の建造物をAppleが理由もなく撤去することなどありえないからだ。そこで、あちこち聞いて回った。

どうやら、〈許可書類はすべてを語らない〉類の話らしいことがわかった。たしかにAppleの建築請負業者は、五番街の店舗入り口に置かれたガラスキューブを実際取り除く必要があるかもしれない ― ただしそれは、大規模なリノベーションを行うのに一番便利な出入り口の上に大きなガラス箱が置かれていると、少々不便だからというだけの理由だ。

私が知る限り、計画では常に工事終了後にキューブを戻すことになっている ― あくまでもまだ計画段階だ。何らかの改造や改良を施すつもりかどうかは現時点ではわからない。かつてAppleは北京拠点のNorth Glass Safety Glass Co.製のガラスを使ってガラスの枚数を減らし見た目をよくしたことがあるので、今回もキューブを輝かせるための何かをするかもしれない。

Appleにコメントを求めたところ、リノベーションを発表したときと同じ声明文が返ってきただけだった。

というわけで、キューブが永久になくなることはない ― 少しの間いなくなったとしても必ず戻ってくる。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook

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TechCrunch Japan

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