大量のデータアップロードで回線を長時間占領したくないユーザのためにGoogleが物理メディアによるデータ送付サービスを開始

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2年前の2013年にGoogleは、ユーザがハードディスクを送って、そのデータを同社のCloud Storageにインポートしてもらう、という新しいサービスをプレビューで立ち上げた。今日(米国時間8/24)そのサービスが拡張され、Offline Media Import/Exportと名前を変えた。

このサービスでは、ユーザがハードディスクやテープ、USBフラッシュドライブなどの物理メディアをパートナーに送り、パートナーはをそれらをCloud StorageのStandard、DRA、あるいは最新のローコストでハイレイテンシのNearlineなど、任意のクラスを選んでインポートする。これまでのバージョンは、ハードディスクだけをサポートしていた。

データをふつうにインターネットでアップロードせず、宅配便や郵便で物理メディアを送るのはなぜだろう。Googleによると、企業内の典型的なDSL回線では1テラバイトのデータをアップロードするのに約100日かかる。高速な回線を使える企業もあるが、しかしそれでもなお、オンラインアップロードよりはクロネコやサガワ(上図)の方が速いだろう。

Googleはこのサービスを、北米の顧客に関しては、Iron Mountainに代行させている。近くこのサービスは、世界のそのほかの地域でも供用されるだろう。

プレビュー期間の料金は、どんなデータサイズでもメディア一つにつき80ドルだ。Iron Mountainからの課金については、まだ分からない。

インポートは分かったが、Cloud Storageからのエクスポートはどうなるのだろう。GoogleやIron Mountainからデータが送られてくるサービスに関しては、今のところ、何も発表がない。

AmazonのAWSも、かなり前から、AWS Import/Exportという似たようなサービスを提供している。料金はデバイス1基につき80ドル+データロード時間1時間につき2ドル49セントだ。サービスの名前がImport/Exportだから、ハードディスクへのエクスポートもできる。Azureにも同様の機能があり、それはAzure Import/Exportという、たいへん独創的な名前だ〔皮肉!〕。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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