技術系第二新卒転職サービス「LabBase plus」が登場

理系学生に特化したスカウト型就活サービス「LabBase」(ラボベース)を運営しているPOLは6月18日、技術系人材に特化した副業・転職サービスとして「LabBase plus」(ラボベース プラス)のサービスを開始した。

厚生労働省の「新規学卒者の離職状況」によると、平成28年度卒業者のうち3年以内に離職した元学生は14万3360人と全体の32.0%占めている。この14万人超の大部分が第二新卒として就職活動を進めるわけだが、技術職は専門性が高いこともあり転職がなかなか進まないのが現状だ。同社によると、転職市場が不透明のため転職をためらう人材も多いとのこと

一方で慢性的な人手不足の現在、企業側の第二新卒採用ニーズは高いそうだ。同社によると、大手転職ナビサイト上の求人の約84%が「第二新卒を歓迎」しているという。

LabBase plusは、こういったミスマッチを解決する技術系人材に特化した第二新卒転職サービス。AI、ロボット、セキュリティ、宇宙、IoT、ナノテクノロジー、次世代通信、AR/VR、エネルギー、バイオテクノロジーなどのスキルやバックグラウンドを持つ人材を対象としている。なお、LabBaseを利用していたユーザーは、アカウントをそのまま引き継げる。

さらに、自分の専門研究領域に対して企業から副業案件を受けられる「Acaview」サービスとも連携しており、副業を探すこともできる。企業の採用担当者は、プロフィールから人材を見つける直接スカウト、エージェントからの紹介のいずれかで候補者にアプローチできる。

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TechCrunch Japan

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