新しいサービスに対応するApple TVアプリは5月に登場

長らく待たれていたアップルのテレビ・映画のストリーミングサービスの発表に合わせて、iPhone、iPad、Apple TV用の新しいApple TVアプリも発表された。アップルの新しいTVチャンネルサービス、Apple TV+、自分のiTunesライブラリ、ケーブルテレビや衛星放送、Amazonプライム・ビデオやHuluといった他社のストリーミングサービスなど、どのソースからでもコンテンツを見つけやすいデザインになる。

新しいアプリには「Watch Now(今すぐ見る)」タブがあり、ここから見ていた番組の続きを再生したり、人気コンテンツを見たり、これまで以上に賢くパーソナライズされたおすすめコンテンツを楽しんだりすることができる。

インターフェイスは、ストリーミングサービスらしいものだ。「What to Watch(必見)」や「New and Noteworthy(注目の新作)」といったセクションがあり、画像のサムネールで表示されている。

楽しみたいものを見つけたら、「Watch Later(あとで見る)」リストに追加できる。

Roku(米国で人気のストリーミングサービス)のテレビや映画のハブ、Roku Channel、AmazonのPrime Videoチャンネルと同様に、Apple TVアプリでもプレミアムチャンネルを簡単に購読できる。

保存済みの支払い情報により、わずか数回のクリックで、HBO、Showtime、Starz、CBS All Access、Epix, Tastemade、Nogginなどの有料チャンネルの無料トライアルを開始できる。

アドオンのTV「チャンネル」

アプリを操作するには、上部にある「今すぐ見る」「ムービー」「テレビ番組」「スポーツ」「キッズ」「ライブラリ」のセクションをタップする。このうちのいくつかにも、変更が加えられている

たとえば「キッズ」のセクションでは、Netflixと同じように子どもがお気に入りのキャラクターごとにブラウズすることができるようになる。

ほかにも、番組の冒頭部分をとばしてすぐにコンテンツを見たり、もちろんSiriを使ってコンテンツを探したり視聴の操作をしたりすることもできる。

Apple TVアプリで、新しいApple TV+のプログラムも楽しめるようになる。Apple TV+のプログラムには、オプラ・ウィンフリー、スティーブン・スピルバーグ、ジェニファー・アニストン、リース・ウィザースプーン、オクタビア・スペンサー、J.J.エイブラムス、ジェイソン・モモア、M・ナイト・シャマラン、ジョン・M・チュウといったビッグネームが顔をそろえる。

アップルのインターネットソフトウェア&サービス担当シニアバイスプレジデントであるEddy Cue氏はプレスリリースの中で「世界のクリエイティブな才能たちが自ら制作、出演した最高傑作を、Apple TV+でご覧いただけることを大変誇りに思っています。今回はプレビューだけのご紹介になりますが、今秋、みなさんにApple TV+のすべてをご覧いただくのを心より楽しみにしています。テレビや映画の熱狂的なファンのみなさんでもまだご覧になったことのない、最高品質のオリジナル作品をApple TV+にご用意してお待ちしています」と述べている。

新しくなったアプリは2019年5月にApple TV、iPhone、iPadで使えるようになり、さらに2019年秋には初めてMac版も登場する。OSのアップデート時には世界100カ国以上で使えるようになる見込みだ。

以前に発表されたように、Apple TVはアップル以外のデバイスでもこれから使えるようになる。サムスン、LG、ソニー、VizioといったスマートTVのほか、将来的にはRokuやAmazon Fire TVプラットフォームにも対応する予定だ。

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(翻訳:Kaori Koyama)