のGuilherme Rambo氏によれば、アップルはiPadをMacとペアリングし、iPadをMacのサブディスプレイにする機能を開発しているとみられる。この機能のコードネームは「Sidecar」で、今秋リリースのmacOS 10.15に搭載される可能性がある。
Luna DisplayやDuet Displayを使ったことのある方には、このような設定はすでにおなじみだろう。他社製のハードウェアやソフトウェアのソリューションでiPadをMacの外部ディスプレイにすることができる。Macのディスプレイが拡張され、ウインドウをiPadへ移動するとiPadを外部ディスプレイのように使える。
アップルはこうした使い方をネイティブの機能にしたいようだ。そうなれば、これまで以上にMacBookのユーザーがiPadを買い、iPadのユーザーがMacBookを買うようになるだろう。
アップルはこの機能をできるだけシンプルにしたいと考えている。9to5macによれば、各ウインドウの左上に標準でついている最大化のボタン(緑色のボタン)からこの機能を利用できるようになりそうだという。このボタンにマウスのポインタを合わせ、ウインドウをiPadに送る。
デフォルトでは、アプリはiPad上で最大化されフルスクリーンウインドウとして表示される。複数のウインドウをiPadに送り、ディスプレイを分割して複数のmacOSアプリを表示できるようになるかもしれないが、これは定かではない。
グラフィックデザイナーはこの機能がとても気に入るだろう。Apple Pencilを使えるようになるからだ。たとえばPhotoshopのウインドウをiPadに送り、iPadをワコムのタブレットと同じように使えるかもしれない。
Sidecarは標準の外部ディスプレイとも互換性がある。これにより、1回クリックするだけでウインドウを別のディスプレイに送ることができるので、ウインドウの整理が簡単になる。
9to5macによれば、アップルはWindowsに似たウインドウのサイズ変更のショートカットも開発している模様である。たとえばウインドウを画面の端へドラッグすれば、画面の半分のサイズになるような操作だ。
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(翻訳:Kaori Koyama)