空飛ぶクルマ・eVTOLのテトラが新機種Mk-5の7月末予約販売開始を発表、開発と人材育成で福島県南相馬市と連携協定

「真に価値のあるパーソナルな移動体験を開発」するとうたう航空機スタートアップ「テトラ・アビエーション」は7月7日、福島県南相馬市と連携協定を締結し、同市での試験飛行や人材教育を行うと発表。締結式では、新型eVTOL「Mk-5」(マークファイブ)のイメージ画像と模型が公開された。

これまでもテトラ・アビエーションは、福島ロボットテストフィールドでの試験飛行を行ってきた。今後は、2025年の大阪万博、2030年以降の「エアモビリティ」の実用化に向けて南相馬市と連携し、試験飛行の継続と、次世代エンジニアの育成を強化するという。

「Mk-5」10分の1の模型

テトラ・アビエーションは、7月26日からアメリカで開催される航空機の展示会「EAA AirVenture Oshkosh 2021」に「Mk-5」の実機を展示(ブース番号647)し、2022年の引渡を前提に、アメリカでの予約販売を開始する。当面は、アメリカの現行法に基づく形で、オーダーメイドキットとして販売し、ゆくゆくは日本でも自家用航空機としての販売を目指す。

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カテゴリー:モビリティ
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