米ゲーム業界は新型コロナ特需で第2四半期も好調、支出額は1.2兆円

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大は過去数カ月、多くの産業に打撃を与えてきた。しかし米国のゲーム産業は、いまだに外出がままならない状況で、その恩恵を受け続けている。米国のゲーム支出は第2四半期として過去最多を記録したことがNPDのレポートで明らかになった。

レポートによると、ゲーマーは第2四半期に前年同期比30%増の116億ドル(約1兆2300億円)を使った。新型コロナが猛威をふるい続けているのに伴いゲーム支出も増え続けていて、109億ドル(約1兆1600億円)だった前四半期から7%増だ。

116億ドルのうちゲームそのものは102億ドル(約1兆800億円、前年同期比28%増)で、あつまれ どうぶつの森シリーズ、Call of Duty: Warzone(コール オブ デューティー ウォーゾーン)、Call of Duty: Modern Warfare(コール オブ デューティー モダンウォーフェア)など、馴染みのタイトルがトップの座を占めた。ゲームハードウェア部門の売上は前年比57%増で、Nintendo Switch、PlayStation 4、Xbox Oneいずれも好調だった。

Switchに関しては、昨年の不足を考えれば好調なのは不思議ではない。少し予想外だったのは、PS4とXbox Oneの好調の維持だろう。というのも、どちらのコンソールも今年後半に新世代投入が予定されているからだ。もちろん、今後登場するシステムは外出禁止となっているいま役に立つものではない。

画像クレジット:Frederic J. Brown/AFP / Getty Images

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(翻訳:Mizoguchi

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TechCrunch Japan

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