羽ばたき飛行するドローン、Bionic Birdがクラウンドファンディング中―ネコも大喜び

鳥か? 飛行機か? いやいや、これは鳥の形をしたBionic Birdというマイクロ・ドローンだ。12月に市販開始予定のこのメカニカル・バードはスマートフォンまたはタブレット上のアプリで操縦される。Bluetooth 4.0接続を利用しており、有効距離は約100メートルだという。

現在Indiegogoでクラウンドファンディング中のBionic Birdのフランス人の開発者はこれを「ひそかなドローン」と呼んでいる。なぜかといえば、バイオミメティクスを利用している、つまり鳥のような羽ばたきで飛ぶからだ。ローターやプロペラを使うドローンに比べてはるかに静かで、自然環境に溶け込む。遠くからは本物の鳥そっくりに見える。

ビデオでもわかるように、あまりによくできているので本物の鳥が仲間だと思ったり、猛禽類がエサになるかどうか確かめに近寄ってきたりするほどだ。

こちらのビデオではネコが大喜びだ。

Bionic Birdのクラウンドファンディングは目標の2万5000ドルをはるかに超えて6万5000ドルあたりを飛翔中だ。これなら無事に量産開始できるだろう。

初期バージョンは1960年代から存在する羽ばたき飛行機をアプリで操縦可能にしたもので、基本的に高級おもちゃだ。

しかしBionic Birdの開発チームは今後サイズや飛行機能を改良していく計画だ。2016年の冬までには尾翼による正確な操縦、安定した連続飛行、ライブ中継可能なHDビデオカメラの搭載などを実現したいとしている。そうなれば鳥に化けたスパイ・ドローンが登場することになる。

現在のバージョンはIndiegogoで1機あたり120ドルの出資で入手できる。出荷は12月を予定している。

バッテリー充電器はタマゴの形をしており、ドローンを上に載せて充電する。12分の充電で8分の飛行10回が可能だという。

胴体は柔軟なフォーム素材でできており、着陸の衝撃に繰り返し耐えられる。羽根と尾翼は軽くて丈夫なカーボン・ファイバー製で、交換可能。

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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+


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TechCrunch Japan

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