LGはCESに、カラー(襟飾り)に似たウェアラブルのワイヤレススピーカーを出品する。それにはイヤーバッドもあるので、人から変人に見られたくないときは、それを使うべし。その、“首から音が鳴る馬蹄”は、Bluetoothでスマートフォンに接続し、そしてそのスピーカーは、イヤーバッドと併用すれば“3Dのサラウンドサウンドになる”。
この製品には、スピーカーが4つ収まっている。フルレンジが2つ、そして下方にはサブウーファーが2つ…これはドラムやベースなどの超低音をユーザーの鎖骨に響かせそうだ。音は、数々のヒット映画のサウンドを担当しているDTSとのパートナーシップにより加工されている。またヘッドセットもスピーカーも、DACを内蔵している。
でも、一体なぜ、スピーカーを首にかけなければならないのか? まず、鎖骨に振動が伝わるから、着信のアラートになる。鎖骨に装着するスマートウォッチ、だね。そして、電車の中などで、首から名曲が鳴ってれば、否が応でも目立つだろう。そう、目立ちたがり屋さんの必携品だ。
思い起こせば、これまで、数多くの企業がウェアラブルに手を出して、いちばんありふれた製品すなわちスマートウォッチを開発、市場化し、そして失敗した。では、これならどうか?
そしてConsumer Electronics Show(CES)と呼ばれる年に一回の巨大見本市には、ウェアラブルへの夢を諦めきれない企業や製品が、必ずいくつか登場するのだ。