CES 2016(2年前)に来場した多くの人たちと同じく、われわれはEhang 184に魅了された。この有人ドローンはスマートフォンと大画面テレビばかりの会場で際立っていた。しかし巨大なクワッドコプターは、大きな文鎮と粗末な合成ビデオでしか見ることができなかった。
しかし今日(米国時間2/5)同社は、ドローンが実際に人を載せて飛ぶ様子を見せるかなり魅力的なビデオを披露した。リリース文によると、同社は40人の乗客でテストをしておりCEOのHuazhi Huや、テスト飛行が行われた中国広州のWang Dong市長も乗ったという。
同社はこれまでの4年間に「数千回のテスト飛行」を行ったと言っているが、このビデオはドローンが実際に動作することを示す初めての証拠だ。
製品化の予定についての言及はない。販売する国の規制によるところもあるだろう。昨年の今頃、 UAEのドバイは、タクシーにドローンを使って渋滞を緩和する計画を発表した。当時の予定では「早ければ[昨年の]夏」にはスタートするという楽観的な見通しだった。
もちろん、小さな飛行体を都市の上空で飛ばすためには最大限の注意を払う必要がある。「有人飛行テストを行うことで、われわれの乗り物の安全性と安定性を立証できる。これはエクストリーム・スポーツではないので、乗客の安全は常に最優先される」とリリース文でHuは語った。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )