Amazon は高級生鮮食料品スーパー、Whole Foods Marketを137億ドルという驚くべき価格で買収することで同社と最終的に合意したと発表した。
買収は全額キャッシュが予定されている(Whole Foods Marketの純負債額も含まれる)。 この買収はあらゆる業種のあらゆる企業に影響を与えるだろう。これによりオンライン、実店舗を問わず小売ビジネスの光景が一変する。
Amazonのファウンダー、CEOのジェフ・ベゾスは「何百万もの顧客がWhole Foods Marketを愛している。ここではアメリカで最高品質の自然食品、有機食品が手に入るからだ。人々はヘルシーな食生活を楽しむようになった。Whole Foods Marketは人々を喜ばせ、満足させる栄養豊かな食品を40年近くにわたって提供してきた。まさに驚くべき達成だ。われわれはWhole Foods Marketの成功が今後も継続されることを望んでいる」と声明で述べた。
買収後もWhole Foodsのブランド、運営は従来どおり続けられる。店舗、社員、パートナーにも変化はない。
John MackeyはWhole FoodsのCEOに留まる。本社は引き続きテキサス州オースティンに置かれる。
この買収は今後、Whole Foodsの株主及び規制当局の承認を受ける必要がある。万事順調に進めば手続きの完了は今年の第二四半期中となる見込み。
このニュースはBloombergが第一報を伝えたが、影響は生鮮食料品小売業だけでなくスタートアップも含めてほとんどらゆるビジネスに及ぶだろう。
Amazonは今や現実店舗の巨大なネットワークにアクセスが可能となった。とはいえ、Whole Foodsのブランドや店舗に変更が予定されていなということは(少なくとも当面は)両者は比較的独立を保って運営されるのだろう。
画像:: Amazon
〔日本版〕大きなニュースのためTechCrunchではShieber記者が速報記事を公開した。この記事はこの後アップデートされる可能性がある。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)