事情に詳しいある宝飾関係者がTechCrunchに伝えところによると、18金モデルのApple Watchは小売価格が1200ドル程度になるかもしれない。これは、AppleがApple Watch Editionモデルの製造に使っている材料に詳しい宝石商が、サイズと重さに基いて推測したものだ。ただし、あくまでもこれは推定価格であり、実際の商品はこれよりずっと安くなる可能性もある。
この腕時計が、金メッキ(あるいは金側)か、それとも金無垢なのかはまだわからないが、その宝石商によれば、時計を金無垢で作らないのは最善の選択ではなく、それが価格を押し上げている理由という。その見積は、今週報じられたiWatchのリーク画像に基づいている。
ペンシルベニア州ピッツバーグの腕時計専門家、Chad Rickickiは、Apple Watchのサイズ、形状のケースを18金で作ると、価格は600ドル程度になると言っていた。それにエレクトロニクスと利益を加えれば価格はその倍になる。
これは、Apple Watchすべてが高級腕時計の高尚な空気の中に置かれるという意味ではない。低価格のスポーツモデルは349ドルからであり、単にApple Watchと呼ばれる標準モデルには多少の上乗せがあると思われる。Editionモデルが高価なのは、たとえ18金でApple合金と混ざっていても、やはり金は高価だからだ。
これが何を意味しているか? それは、この会社がApple Storeを贅沢な行き先に変えるという興味深い動きを示唆している。私は、プラダとルイヴィトンがAppleのユニークなベルトコネクターを使いたがっているに違いないと信じている。よりファッショナブルで高級志向のApple Watchがストアに並ぶということは、Appleが品質を管理するとともに、より重要な、ベルトのアップグレードに関わる利益も管理することを意味している。
Appleは、Android Wearデバイスのメーカーと何らかの提携関係を結ぶかもしれないという、魅惑的な新世界へ入ろうとしている。今後消費者は、(上品に)輝くApple Watchのショウケースの横には、武装した警備員が立っていることに慣れる必要があるだろう。
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook)