飲食店メニューの「仕込み」を発注できる「シコメル」のシコメルフードテックが4375万円を調達

飲食店メニューの「仕込み」を発注できる「シコメル」などのシコメルフードテックが4375万円を調達

飲食店で提供するメニューの「仕込み」を発注できる、レストラン向けのサービス・アプリ「シコメル」などを提供するシコメルフードテックは1月7日、総額4375万円の資金調達を実施したと発表した。引受先はJFI(JAPAN FISHERIES INNOVATION)、ミダスキャピタル旗艦ファンド有限責任事業組合。累計資金調達額は約1.1憶円となった。

調達した資金は、シコメルフードテックのさらなる発展のため、JFIによる水産物・水産加工物商品開発体制の強化、ミダスキャピタルによるファイナンス・営業強化に利用。製造部門の品揃え・生産体制強化と、事業の成長スピードを加速するためのファイナンス・アライアンスを加速させる。

シコメルフードテックは、飲食店の資産ともいえるレシピをデータ化し、合理的かつ衛生的にDXを推進することで、日本中の飲食・食品業界を後押しし、豊かな社会づくりに貢献することを目指すとしている。

飲食店メニューの「仕込み」を発注できる「シコメル」などのシコメルフードテックが4375万円を調達

同社は、「世界中の飲食店オーナー・食品会社をITテクノロジーで救う」を事業ビジョンとし3つのサービスを展開。飲食店と食品工場間の仕込みレシピ共有やAI解析を推進することで工数削減・受発注最適化を行うアプリ「シコメル」、EC販売やクラウドファンディングの返礼品をフルフィルメントでサポートする「タノメルbyシコメル」「タノメルクラファン」を提供している。これらにより、より早くより多くの飲食店・食品会社の経営改善を行うことで成長を目指すという。

飲食店メニューの「仕込み」を発注できる「シコメル」などのシコメルフードテックが4375万円を調達

またこれら3ツール垂直統合していくことで、通常のイートイン営業や食品会社の生産効率向上に加えて、新型コロナウイルス拡大のような非常事態においても飲食店・食品会社があらゆる販路を自由自在に素早く構築できるメリットがあるため、差別化された競争力で着実な成長を生み出しているとしている。

タグ:資金調達(用語)シコメルフードテックセントラルキッチン日本(国・地域)

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。