高収入の外国人向け賃貸仲介・代理保証・生活支援の「AtHearth」が累計8100万円を調達

高収入の外国人向け賃貸仲介・代理保証・生活支援の「AtHearth」が累計8100万円を調達

高収入の外国人向け賃貸仲介・代理保証・生活支援サービス「AtHearth」を手がけるアットハースは10月30日、さらなる事業拡大に向け、第三者割当増資として累計8100万円を調達したと発表した。引受先は、既存株主のジェネシア・ベンチャーズ、エンジェル投資家の芝山貴史氏。

今回調達した資金を通じて、管理会社とオーナーの不安を払拭する在留外国人に特化した多言語賃貸仲介と保証機能を含めた生活支援サービス群を提供していく。

アットハースは、「自由に暮らせる世界を」をミッションに、高年収外国人向けに月額賃料9万円以上の家探しと代理保証・生活支援サービス「AtHearth」を提供。一般的には賃貸仲介会社は仲介までが業務範囲となるが、同社は賃貸仲介の業務範囲を超えた役所手続き、口座開設、インターネット・水道・ガス・電気の申し込みなど入居中の生活サポートなどを管理会社へ無償で展開している。

高収入の外国人向け賃貸仲介・代理保証・生活支援の「AtHearth」が累計8100万円を調達

高収入の外国人向け賃貸仲介・代理保証・生活支援の「AtHearth」が累計8100万円を調達

アットハースは2015年10月設立。2019年10月にAtHearthをサービスリリースしてから1年間で、569名の入居申し込み数やリファーラル(顧客からの紹介)の数は増加を続け、入退去後のサポート依頼率も100%を記録しているという。

高収入の外国人向け賃貸仲介・代理保証・生活支援の「AtHearth」が累計8100万円を調達

アットハースによると、インバウンドの観光客とは対照的に、在留外国人は増え続けている一方で、日本の不動産賃貸業界では言語や賃料未払いなどの不安から高年収で与信が高い就労外国人も入居拒否してしまっているのが現状という。

高収入の外国人向け賃貸仲介・代理保証・生活支援の「AtHearth」が累計8100万円を調達

その解決策として同社は、賃貸仲介の業務範囲を超えた入居中の生活サポートや管理業務を無償で展開。さらにアットハース保証を利用する管理会社に25%キックバックキャンペーンを開始することで、審査通過率が1~2割から5割以上へと改善しているとした。

高収入の外国人向け賃貸仲介・代理保証・生活支援の「AtHearth」が累計8100万円を調達

関連記事

外国籍人材の活躍する現場を表彰する「Global one team Award」が応募企業・団体の募集開始
パーソルキャリアとNECがブロックチェーン技術を用いた外国人ITエンジニア採用サービスの実証実験
日本で働く外国籍人材の在留資格の申請・管理業務を効率化する「one visa for 行政書士」のベータ版が登場
「在留外国人の入居お断り」問題の解決を目指す「AtHearth」が正式リリース、4100万円の資金調達も

カテゴリー: IoT
タグ: AtHearth資金調達(用語)不動産(用語)日本

投稿者:

TechCrunch Japan

TechCrunchは2005年にシリコンバレーでスタートし、スタートアップ企業の紹介やインターネットの新しいプロダクトのレビュー、そして業界の重要なニュースを扱うテクノロジーメディアとして成長してきました。現在、米国を始め、欧州、アジア地域のテクノロジー業界の話題をカバーしています。そして、米国では2010年9月に世界的なオンラインメディア企業のAOLの傘下となりその運営が続けられています。 日本では2006年6月から翻訳版となるTechCrunch Japanが産声を上げてスタートしています。その後、日本でのオリジナル記事の投稿やイベントなどを開催しています。なお、TechCrunch Japanも2011年4月1日より米国と同様に米AOLの日本法人AOLオンライン・ジャパンにより運営されています。