15歳の少年たちが作ったFollowPlantsは植物がソーシャルメディアにアップデートをポストする

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植物がツイートできるとしたら、彼らはどんな話をするんだろう? そう、Disrupt NYのハッカソンに登場したFollowPlantsのチームなら、それを知っているだろう。

といっても、植物が考えや感覚をシェアするわけではない(それはありえないだろう)。FollowPlantsを使うためには、まずセンサ(複数)を植物の近くにインストールする。そしてそのセンサからのデータが、自動的にツイートに翻訳されるのだ。“いいお天気だね!”、とか、“水が欲しいよ!”、とか。

チームのメンバーAkiva LipshitzとIlan Katzは、植物からのそんなツイートの記録は、たとえば、スーパーなどの野菜売り場で野菜の品質にうるさい消費者の買う気をそそるのに役立つ、と提案する。ツイートを見れば、それがどんな野菜かよく分かる、というのだ。それに、農家から消費者への親しいコミュニケーションにもなる。

また今後FollowPlantsは、植物以外のプロダクツからのアップデートをポストするためにも使える。そういうアップデートは、NexmoのAPIを使えばできるそうだ。

彼らのデモは、Webをインタフェイスとして使った。植物を位置情報でブラウズ(閲覧)し、気に入ったらそれを買うこともできる。センサはKatzらがArduinosを使って自作したやつだが、会場のインターネット接続に問題があったため、その画像は見せられなかった。また、ほかの二人のメンバーはハードウェア音痴だった。

ともかく、この作品が印象に残るのは、ニュージャージー州Teaneckから来たLipshitz とKatzが二人とも15歳だったせいもある。Lipshitzは、1年前からプログラミングを始めた。彼は将来会社を作りたいという夢を持っていて、今回はKatzに、ハッカソンに一緒に行ってくれ、と頼んだ。

15歳の子どもがニューヨークへ行って徹夜でプログラミングをする、と聞いた親はなんと言ったか? 親たちはしぶしぶOKしたらしいが、この記事を読んだら考えが変わるかも。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa

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TechCrunch Japan

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