ローエンドのKindleの魅力は価格だ。競合よりも低価格で提供するのはアマゾンの得意とするところで、これまで電子書籍リーダーを普及させてきた。もちろん90ドル(日本での販売価格は8980円)のデバイスには足りない点もいろいろある。中でも、Kindleのほかのラインアップには備わっているフロントライトが、ローエンドのKindleに頑なに搭載されなかったことは無視できない。
アマゾンは最新版のKindleでこの点を見直した。静電容量方式の167ppiタッチディスプレイに、明るさ調整機能付きのフロントライトを組み込んだのだ。8980円は広告付きモデルの価格である。
ラインアップとしては、このKindleの上位にKindle Paperwhiteがある。Kindle Paperwhiteは、Kindleより高解像度の300ppiディスプレイ、薄型のデザイン、防水機能を備え、価格は1万3980円から。最もハイエンドのKindle Oasisにはさらにさまざまな機能が搭載されて、2万9980円からだ。
新しいKindleには、読み終わった本をデバイス間で同期してマークをつけたり、読書の履歴からおすすめを表示したりする新機能が追加される。この機能は既存のモデルにもアップデートとして配信される予定だ。
新しいKindleはすでに予約注文が始まっている。発売予定日は4月10日で、カラーはブラックとホワイトの2色。
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(翻訳:Kaori Koyama)