AI搭載型クラウドIP電話「MiiTel」開発のRevCommが8億円調達、海外進出を目指す

RevComm(レブコム)は5月11日、シリーズAラウンドのファーストクローズで8億円を調達したことを発表した。第三者割当増資による調達で、引受先はWiL(WiL Fund II, L.P.)をリード投資家として、PERSOL INNOVATION FUND、エン・ジャパン、ブイキューブ。WiL以外の3社は、シリーズAラウンドに先立って新株予約権での投資をしていた実績がある。なお同社は、シリーズAラウンドで総額15億円の調達を目指している。

同社は今回調達した資金を、新サービス開発およびサービス品質向上ための研究開発、海外進出、組織基盤強化の事業に投資するとしている。同社が開発した「MiiTel」(ミーテル)は、AIによって通話内容を解析・テキスト化することで電話営業を可視化するAI搭載型クラウドIP電話。IP電話のため、電話回線の敷設や契約は不要でリモートワーク環境にも導入しやすいのが特徴だ。顧客との会話内容をあとから聞き直せるので、セルフコーチングツールとしても活用できる。同社によると、提供開始約1年半で5000ユーザーを獲得しているとのこと。

MiiTelの1ユーザーあたりの月額コストは、基本使用料5980円、電話番号使用料1500円、モバイルアプリ使用料500円。同社は新型コロナウイルスの感染拡大防止のための全国的な外出自粛要請を受け、3月2日~4月30日までの2か月間は利用料金を無償化していた。すでに受け付けは終了しているが、第2弾の無償サービス提供を実施済みで、申し込みを済ませた企業は最長で5月末までの無償利用が可能だ。

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TechCrunch Japan

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