AI活用で最短2日のマンション売却、不動産テックのすむたすが4億円調達

すむたすは2月4日、4億円の資金調達を発表した。第三者割当増資による調達で引受先はベンチャーキャピタルのWiL。シリーズAラウンド全体での調達額は約5億円となる。

写真に向かって左から、すむたす代表の角 高広氏、WiLの難波俊充氏

同社は、AIを活用して首都圏の中古マンションの価格を査定し、最短2日での売却(買い取り)を実現する「すむたす買取」などのサービスを開発・運営する、2018年1月設立のスタートアップ。すむたす買取での累計査定金額700億円、累計査定件数2500件を突破しているという。また、2019年3月開始した不動産仲介会社向け無料SaaSである「すむたす買取エージェント」については、参画企業社数の合計が100社を超えたそうだ。

今回調達した資金は、物件購入のほか、すむたす買取エージェントの参画企業拡大のために利用するとのこと。また現在、税理士や弁護士などが利用できる士業向けの「すむたす買取プロ」の今春リリースに向けて開発を進めており、2020年の年間売買件数100件、すむたす買取エージェントとすむたす買取プロの参画企業数計500社を目指すという。

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TechCrunch Japan

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