Amazonが発売しているデバイスの中でいちばん改良が必要なのはEcho Showだ(お願いしますよ、本当に)。僅差で2位につけているのがDotだったと思う。Echoシリーズでいちばん安く(かついちばん売れている)Dotはすでに何度かアップデートされている。それでもDotは居間のコーヒーテーブルの上に堂々と並べておくのがはばかられるようなデザインだった。
Amazonの新しいベストセラーのスマートスピーカーを見てすぐに気づくのは新世代版がGoogle Home Miniにひどく似てきた点だ。実際、Googleの影響はいたるところに感じられる。
とはいえ、私はこのデザインの方が好きだ。新しいDotのサイズは現行製品とほとんど同一で、ボタンのレイアウトにも変更はない。最大の変化はGoogle Home Mini同様、ファブリックで取り囲まれていることだろう。ともあれスマートスピーカーのスピーカー部分はしっかりネットの外皮に囲まれている。
オリジナルのDotより音量も70%大きくなっているという。Amazonはハードウェア・イベントのデモでいくつかのバージョンを試させてくれた(ちなみにエド・シーラン版は私の好みではなかった)。どれも左右のチャンネルがしっかり作動するステレオだが、自宅の居間に置いてあるGoogle Home Maxを急いで取り替えようと考えるほどの音質ではなかった。
新しいDotで最大の魅力はなんといっても価格だ。Amazonは機能を改良しても値段は据え置きにした。しかし49ドルという定価に釣られて手を出すと、全Alexaエコシステムに巻き込まれることになるかもしれない。
入門レベルの価格のDotを複数の部屋に置いてマルチルーム・オーディオが楽しめる。これはAmazonが進めているホームオーディオの形で、HomePodやGoogle Home Maxのような高価なデバイスなしに一部屋ずつオーディオシステムを増やしていけるというのがセールスポイントだ。
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