Amazonは発売後わずか2ヶ月で独自スマートフォンのFire Phoneを99セントに値下げした。そこでたちまち「これが本当のファイアーセール〔投げ売り〕だ」というジョークのネタにされた。そういう背景を考えるといまさら驚くほどのことでもないわけだが、Fire Phoneは大失敗だった。
今日(米国時間10/23)、Amazonは四半期決算を発表し、電話会見を行った。その中でAmazonは1億7000万ドルを「主としてFire Phoneに関連する」損失として計上した。要するにOEM先に実需を大幅に上回る過剰な発注をしてしまったということだ。
損失計上後の現在のAmazonの在庫はどのくらいあるか当ててみていただきたい。500万ドル? 2000万ドル?
いやいや。第3四半期末のFire Phoneの在庫は8300万ドルだという。
Amazonの商品を売るだけが目的で、傾けるとディスプレイが擬似3D効果を示すというバカバカしいギミックだけが売り物のスマートフォンとしては納得の結末といえるだろう。
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(翻訳:滑川海彦@Facebook Google+)