Amazonが今日(米国時間6/7)、そのますます混雑してきたリビングルーム向け製品群にまた一つ加えた。消費者は混乱すると思うが、今度のCubeはFire TVとEchoのギャップを橋渡しすることがその差別化要因だ。これまでのセットトップ製品にもAlexaのコントロールはあったが、今度のCubeはスマートスピーカーEchoの機能を完全に実装している。
というより、Cubeは大きな立方形のEcho Dotみたいだ。たしかにルックス的には平凡だが、上部の4つのEchoボタンや、Alexaが聴いていることを示すブルーのライトなど、おなじみの要素が揃っている。
この、正式名Fire TV Cubeは、GoogleがI/Oカンファレンスで発表したJBL Link Barを見倣っている。それはChromecastを内蔵して、不使用時にはGoogle Homeそのものだが、Amazonの場合はスピーカーはEchoのような機能のためだけにある。ホームシアター的なものは、完全にユーザーにおまかせだ。
そのためお値段は120ドルとお手頃だ。これには、IR延長ケーブルとEthernetアダプターが含まれる。しかもあと二日間の予約購入者には90ドルになる。200ドル出すと、Amazon Cloud Camとのセットになる。いよいよ、家中、Amazonのハードウェアだらけだ。
セットアップもかなり簡単だ。これをテレビに接続すると、機種を判定する(ユーザーが手入力してもよい)。最初に、テレビの音について質問するから、それに答えてオーディオをセットアップする。それから、ケーブルのプロバイダーやzipコードを指定し、使用を開始する。ケーブルや衛星テレビの事業者は、その90%に対応している。
もちろん、今ではAlexaによるテレビのコントロールもできるし、8つの遠方界マイクがついているので、ほかのEchoデバイスとコミュニケーションできる。
Fire TV Cubeは6月21日発売だ。